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17/6/24

第10話『バークリー音楽大学へ行った事』⭐︎夢を諦めている人へ!コードも読めないアラサーの私がプロのジャズシンガーになるまで⭐︎

Image by Olia Gozha

やっとの思いで掴んだバークリー音楽大学での学生生活。あれから13年が経とうとしています。


ギリギリで滑り込んだ2002年 9月の秋セメスター(アメリカの学校でいう新年度のスタート学期)。

これから学校での生活が始まる...というところで、エッセイは長~~~いブランクへと突入してしまいました。


当時、そのエッセイの続きを楽しみにしてくださる身近な方も結構いらっしゃったり、

見ず知らずの方から、「読んでいます!」とメールをいただいたりして、

なんとか続きを書きたい...と思いながら、

なんと最後の回から現在に至るおよそ13年間、続きを書くことができませんでした。


時間はあったはずなのに、どうして書けなかったのだろう?

書く気分になれなかった、と言うのが正直なところですが、


その書けなかった理由が、

最近になって初めて分かったような気がしています。

というか、


その理由をわかっているのに自分が認識したくなかった、

見えないように蓋をしていた

自分がいたのですね。


2015年くらいから、

「その頃の自分を置いてけぼりにして、

その上にこれ以上何も積み重ねていくことはこれ以上できない」

「直視しなければいけない時が来た」


そんな風に、

気づかせてくくれるきっかけとなる出来事が起こるようになりました。


かろうじて水面に顔が出ていて、水面下で足でバタバタしながらも

おかげさまで、なんとかジャズシンガーとしてやらせていただいている現状に、

苦しみながらも甘んじて、今まで過ごして来て(来れて)しまいましたが、


今、あっちからも、こっちからも、顔を出す、

その不思議とも言える巡り合わせは、


怖いくらいの力となって今私の背中を押しています。


13年もの間私を苦しめ続ける事になった事に、

今立ち止まり、決着をつける時だ、と、


そう自然と思えるのです。


あの時、

バークリーへ行こうと決断した時と同じくらい、

何か自分でもコントロール出来ない大きな力が働いている事、


まるで洗濯機の中にでも入れられたかのような、不思議な今周りに起こっている事、



少しづつアウトプットして、


自分を整理して、


次への"ステージへ"。



それが今回、暗黒の13年を綴ってみようと思った大きな理由です。




そして、

「私の物語」が「誰かの物語」に触れ、

なにか良い化学変化のようなものか起これば嬉しいな、


そんな風に思っています。



私には歌う「資格」があるのか?それを確かめたくて、


ボストンのローガン空港に降り立った、

2002年8月31日から、

今2017年現在の私の身に起こった、

現在のプロのジャズシンガーとしての現在進行形の物語を


今日から書いてみたいと思います。


To be continued..

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