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17/5/14

セックスさせるから、その時計くれよ! インドネシアの孤児院で貧困生活を体験してみてわかった事。

Image by Olia Gozha

僕は金髪社長の話を聞いたあと、東南アジアを回ってみることにしました。どうせそのまま就活しても意味ないし、金髪社長の教えに従ってみた方が面白いと思ったのです。

そして僕は、インドネシアにある孤児院を訪れました。その孤児院では10代前半の子供達が共同生活をしていたのですが、

なんか日本の子どもたちよりも目がキラキラしている感じがして新鮮でした。そして、「おいダイキ!お前は何で来たんだ?」「日本は今、何が面白いんだ?」「何が美味いんだ?」と英語で話しかけてきます。

好奇心いっぱい。

子どもだけじゃなく、同世代の子もキラキラして生きるエネルギーに満ち溢れている様に感じました。女の子なんか、「結婚するから日本に連れて行け」だの、「セックスさせるからその時計くれ」だの。もう無法地帯。(自由すぎる笑)

ほぼ、日本の宮城県仙台市だけで生きてきた僕は彼、「常識って本当に自分の身の回りの世界で身につけたものなんだな」って思いました。

常識が普段関わりのある100人の影響によって決まるとしたら、100人ってどんな数?って考えると電車1両分より少ないんですよね。

車だったら5人乗りで20台です。

僕らは知らず知らずのうちに、その見えない常識の中で自分の人生をまとめてしまおうとしてしまいます。

でも、実際世の中の電車の数や車の数って相当あるじゃないですか?当時の僕は、他の車両が走ってることを知らなかったし、他の車両の常識は全く違うってことをすら知らなかった。だから、実際に外に出て、実感して初めて「自分は本当に何も知らないんだな・・・・」って思ったんです。

また、彼らにはエネルギーがありました。皆生きていくだけで大変なのに、将来どうなりたいの?と聞いてみると

「金持ちになる!」

「医者になって人を助ける!」

「パイロットになる!」

などキラキラ夢を語り始めるんです。


そのあとに「お前はどうなんだ?」「お前は何がしたいんだ?」と質問されます。僕はやりたいことを見つけるためにココにきたなんて、なんか恥ずかしくて言えませんでした。 

数日過ごしたある日、ある事件が起きました。

小学生たちが遊んでいる広場に立ち寄ったのですが、「日本人がいる!」と現地の子どもたちが、15人ほど集まってきてくれました。彼らとサッカーをして遊んだあと、「日本から持ってきた折り紙をプレゼントするよ!」と言ってそれをバックから出した時にある事件が起きたのです。

15人が一気に目の色を変え、「赤がいい!」「黄色をくれ!」「白は私がもらう!」など凄い勢いで寄ってきてしまいました。彼らが急に目の色を変えて、あまりに凄い勢いだったので僕はびっくりしてその場に折り紙を束ごと落としてしまったのです。

そしたら、どうなったか?

彼らはそれを奪い合う喧嘩を始めました。さっきまで楽しそうに遊んでいたのに・・・・本気で威嚇し合いながら、殴り合いの喧嘩にまで発展!特に金色の折り紙が1枚しかなくて人気で、その奪い合いでした。

せっかくの折り紙は破けてボロボロです。

僕はその光景をただ見ることしか出来なかったのですが、同時に金髪社長の言っていた事を思い出しました。

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きんぱつ「日本はこのままのんびりしているうちに海外の夢に溢れたハングリー精神たっぷりの優秀な人材に仕事も何もかも奪われるでしょう。ロボットにも仕事を奪われ、社会に価値提供できない無能な人間が増えていく。東南アジアや先進諸国の彼らは本当に生きることに必死だし、豊かになることに手段を選ばない。」

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そうか!金髪社長が体感してこいと言ったのはこのハングリー精神の事。「求める力」の違いを言ってたのか!!!!

確かに日本では欲しいものを求めて喧嘩をするなんて、あまりないと思います。それは物がありふれてるし、順番に待ってればもらえる物だと知ってるから。でも彼らは違う。何がなんでも手に入れるというエネルギーがあったんです。僕は彼らの存在を脅威に感じました。

それと同時に自分が恥ずかしくなりました。

自分が行動してなかったのを、学校や先輩、社会のせいにして何にも挑戦しない、ただ環境に甘えてた。なんとなくでも、生きていける環境に甘えてたんだ....どんな未来を選択するのを悩めるなんて、幸せなことだともわからずに...そう思ったのです。


そこから僕は

「何するか決まってないけど、頑張ろう!」

「絶対自分のやりたいことで、しっかり稼げるようになろう!」

とその決意ができました。決意というか、エネルギーを取り戻したような気持ちです。1ヶ月もいってませんでしが、本当にいい経験をしたと思っています。

帰国後、僕は何をするかは決めてなかったので、それを決めるべく本屋に行ったのですが、そこで人生を変える1冊と出会う事になるのです・・・・


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