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17/5/13

好きなこともやりたい事もなかった僕が、著者やアーティストのプロデューサーとして年間7000万円稼げるようになった話

Image by Olia Gozha

はじめまして、菊地大樹です。現在僕は著者やアーティスト、専門家のコンテンツプロデューサーという仕事をしています。

簡単にいうと、人の想いや価値をオリジナル商品にして、人に喜んでもらってお金に変える仕事です。商品というのは、セミナーにしたり動画講座にしたり、何かしら人が学んで成長する「教育コンテンツ」のことを言います。

↑(三重大学 300人講演会「やりたいことの見つけ方」)

現在は年間2000人以上の方が、僕の企画するコンテンツに参加してくださるようになり、2022年の売り上げは1億円を超えました。

年商1億円といっても、当然経費はかかってますし、講師の先生にもたくさんお支払いします。新しい事業に投資したりするので、手元にそんな残りません....

ただ、「お金がない」という不足感を感じることはほぼ無くなりました。すごく「生きやすくなった」と思います。逆にこんなに楽しく仕事させてもらって満足いくお金をいただけるなんて本当にありがたい!と思える仕事の仕方ができています。

こんなことを話すと、「最初からうまくいったんでしょ?意識高かったんでしょ?」とよく言われるのですが...

僕自身、昔は自分のやりたい事が全く分かりませんでしたし、就活も失敗してます。新卒で入った会社も半年続きませんでした。

今回は、僕の小さな苦労や葛藤が誰かのためになればいいなと思い、このストーリーをまとめております。菊地ってどんなやつなんだろう?と気になった方は、お付き合いいただければ幸いです。

____________________________________

それでは少し、昔の話をします。第一部は「やりたいことがなかった僕が、やりたいことを見つけた話」です。

-2011年の春-

僕は東北学院大学という、仙台の私立大に通っていました。

入学した時は大学で好きなこと、やりたいことを見つけるんだ!と意気込んで入学したのですが、すぐに初心を忘れてバイトと飲み会の繰り返しの毎日を過ごし、気がつけば3年目の就活の時期になっていました。

そこで初めて、未来に対して真剣に悩むようになったのですが周りには、「指針となるような生き方」を教えてくれる大人が誰一人いませんでした。

逆に大学を先に卒業した先輩からのアドバイスは....「会社に入ったら、あとは会社の奴隷だからな」でした。笑


「そもそも、なんで働かなきゃいけないの?」

僕の質問には誰も答えてくれませんでした。「まずは業界研究をしましょう。エントリーシートを出しましょう」そんな大学からもそんなアドバイスばかり。

「俺って、本当にこのまま流されていいのかな....」と毎日考えていました。ベルトコンベアーに乗って流されている様な気持ちといったらいいんでしょうか。でも、悩んでも悩んでも「どうしたらいいか?どう生きたらいいのか?」という答えが出ないんです。

友人たちは「なんでそんなに悩んでるの?」「とりあえず就職してから考えればいいんじゃん?」と心配して声をかけてくれるのですが、「どう生きたいか決まってないのに、なんで会社を決めれるの?」という僕の質問に答えてくれる人は誰もいませんでした。

そんなある日、大学の廊下に小さな張り紙が貼ってありました。

詳しく見てみると、「なぜ、就活生も社会人も本当にやりたいことが分からないまま生きるのか?その本当の理由教えます」という張り紙。

講師は、介護&医療系の上場企業を立ち上げた起業家さんです。「これに参加したら、僕の悩みが晴れる情報が得られるかもしれない!!」僕はすぐに参加を決めました。

そして、このセミナーに参加をしたことで僕の人生は大きく変わっていったのです。今回は、教えてもらたったことを覚えているまま書きますね。金髪の社長さんだったので「きんぱつ社長の教え」と呼ばせていただきます。

「なぜ、就活生も社会人も本当にやりたいことが分からないのか?その本当の理由教えます」(きんぱつ社長の教え)


きんぱつ「今日ここに座っている人は・・・将来に悩んでる人だと思う。やりたいこと。見つから無いよね?好きなこと。ないでしょ?就職。したくないよね?」

なんで働くかって誰も教えてくれないから、ここに座っているんですよね?今日はどう生きればいいのか?僕なりの答えを皆さんにシェアします。この話を聞いて、それぞれ何かしら行動を起こしてみてください。

まず悩んでる皆さんに言いたいのは、そうやって人生に悩むことってすごく健全なことなんだと悩む生き方に誇りを持ってほしいのです。逆に、悩まないのは本当に危ない。

どういうことかというと、世の中の9割の人は、自分はどう生きたいか?頭から煙が出るほど、気持ち悪くなるほど悩んだことがありません。悩んでも答えが出る前に途中で悩むのをやめてしまいます。

僕:「たしかに....」

きんぱつ「ということはね、本気で生きなくても死なないんですよ。未来へのヒントは日本の社会構造の中に隠れています。ちょっと考えて欲しいのですが、戦争に負け、日本人は貧しかったのは知ってますね?「豊かになりたい!」「これが欲しい!」「家族を食わせたい!」前の世代は仕事をしたのです。今にはない、勢いがありました。物質的に豊かではないが、今のような腐った大人は少なかった。笑もともと日本人は堅実で誇り高い民族です。戦争では負けた。でも今度は経済で絶対世界を見返してやる!と他の国以上にみんなが夢を見てみんなが自分の人生を切り開いた時期がありました。そして焼け野原から、世界第二の経済大国にまで登り詰めた。商品サービスのクオリティは世界1位です。でも今はどうでしょう?どう思いますか?」


きんぱつ「そうですね。今の働き盛りの99%以上の日本人が腹が減って死にそうになったことがありません。もちろん、悪い事ではないです。いい事ですよ。ただ僕が言いたいのは、もはや本気で生きるレベルが昔と違うってことです。ここ最近の社会は親や学校が出す宿題や課題を何も考えずにこなしていけば就職ができ、だいたい結婚できる。 どんなに貧乏でも国から手当てが出て、子供を養うことができる。さらに気がつけば携帯があり、ネットに繋がり、なんでも情報を得ることができる。100円でハンバーガーが食べれるし250円で牛丼が食べられる。120%本気じゃなくても、生きていけるんです。餓死した人のニュースなんて、滅多にないでしょ?」



きんぱつ「今の社会はね先人たちが戦後、一生懸命に沸かしてくれたお風呂のぬるま湯に浸かっているだけなんです。僕らの世代や君らの世代なんて新興国の外国人から見たら、親が敷いた暖かい布団でのんびり過ごすただのデブで可愛くないくそガキです。稼ぐ力がないのに、親の金で遊んでるようなもんです。だからね、僕が今回君たちに言いたいのはやりたいことがないと言うのは、君たちだけの問題ではなく、やりたいことがなくても、生きていけるこの社会が問題ってことなんですよ。なんとなくでも生きていけるんです。それだったら、人間楽な方に流れるでしょ?別に死なないから、このままでもいいやーって思うでしょ?もしかすると、この中にいる人も、自分には何も取り柄がないとか夢ややりたい事がないのは、自分のせいだと自分を責めてる人もいるかもしれません。だから僕はこれを伝えるために今日ここに来ました。あえて声を大にして言いましょう。悪いのは豊かすぎるこの社会のせいです。君たちのせいではありません。そこを理解してから、自分の道を作っていきましょうよ?今の時期に何が違う・・・と気がついて生きていくのは本当に大切な事なんです。ここにいるって事はね、この話を聞くって事はね、君たちは普通に就活している友達以上に、日本や未来を作っていく可能性のある人間ってことなんです。」

僕はその言葉を聞いた瞬間なぜか両目からつーっと涙がこぼれ落ちました。今まで将来が見えないのは、なんとなく生きてきた自分のせいだと思っていたし、周りと自分をすごく比べていたからです。


きんぱつ「あとね、のんびりできるものもう10年です。日本はこのままのんびりしているうちに海外の夢に溢れたハングリー精神たっぷりの優秀な人材に、仕事も何もかも奪われますよ。ロボットにも仕事を奪われ、社会に価値提供できない無能な人間が増えていく。東南アジアや先進諸国の彼らは本当に生きることに必死だし、豊かになることに手段を選ばない。 ぬるま湯に浸かった日本は2020年以降さらに衰退していきます。自分の人生にスイッチを入れなさい。 これからは、自分の情熱を形にできるやつが勝つ。言われたことしかできないやつは、いらないよ。たくさん疑問を持ちなさい。社会に対して、大人に対して。常識は自分で作りなさい。そのために、まずは思考や価値観を変えなさい。君たちの子供の世代はもうなんとなく生きれる社会じゃない。価値観を変え、自分で道を切り開きなさい。」


僕はここが自分の人生を変えるチャンスだと思って質問をしました。

僕:「価値観を変えるにはどうしたらいいですか?」


きんぱつ「そうだね。それはいい質問だね。そうだな。出会ったことのない価値観に触れるといいかもね。直接目で見て、体で感じたほうがいい。僕が今行った事を、体験レベルで理解できるといいかな。あとは情熱を持って取り組める事を決める事。「危機感と情熱」これからの時代は、それしか本当に豊かになる道はないね。では、今日はこれくらいにしよう!5人のうち1人でも、この話で人生が変わったと言ってもらえたら嬉しいな。ではね。」


社長はそのまま会場を後にしていきました。僕の中ではあっという間の1時間半で、自分の思考が追いつかなかったのですが

「価値観を変えろ。危機感と情熱を持て」

というメッセージは確かに受け取りました。

自分の人生がこれから大きく変わる予感がしました。そして、早速僕は「ここで自分の人生を変えるんだ!」と大学を休学して、海外航空券のチケットを購入して豊かじゃない世界を見ようと、東南アジアを回ってみる事にしたのです。

ここから僕の冒険が始まります。

続きはこちら

セックスさせるから、その時計くれよ!
インドネシアの孤児院で貧困生活を体験してみてわかった事。


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