top of page

17/4/11

ヘルプを征するものがホストを征する

Image by Olia Gozha


いきなりですが・・・・






あなたは誰かの1番になりたいと思った事はありますか?







only1





いい響きですが






じゃあこれは?





誰かの2番になろうって思ったことはありますか?





恋愛的に考えると、不倫とか浮気とかに当てはめるのが一般的なイメージですが、




ホストではこれが一番楽に指名が稼げたり、お客様を紹介してもらえるんです♪




一番にならないための距離感も大切だったりして(-_-;)




それが一番難しいんですけどね。


と、朝からなんか重い感じですが。


流川はちなみに・・・・・


 

誰かの一番なりたい!!(笑)



もう二番は嫌ですw



では本題に行きましょう(*^^)v




【ヘルプを征するものがホストを征する 】




Sさんが電撃入店してから1週間。




いきなり総支配人という立場に君臨することになりました。




(支配人Tさんより上司という事)







福岡で働いていたころのシステムをうちも導入することになりました。




まずはホストとして働く際に持っていなければいけない




必須アイテムの所持確認。(ライター、名刺、ハンカチなど)




これは当たり前だが、所持していない新人が多いため。



髪をしっかりセットしているか。(サラサラロングヘアー、坊主禁止)



そこらへんにいる兄ちゃんとの格差を出すため。




ホストクラブは夢を見せるところだから身だしなみは常に気合を入れる。


営業は絶対上司と行くこと。(下っ端同士でいかない)


この当時よくあったのが、Kさんみたいに遊び感覚で飲みに行くのを防ぐため。


24時間ホストを演じる。



営業先の情報を営業リストにまとめて提出。(他ホストが営業に行く際の情報源)


その営業先のキャストの数、来店見込み、誰の指名の女の子が在籍しているかなど


詳しく記入しなければならない。


ホスト同士で指名の奪い合いは禁止。


お客様とプライベートで会わない。


プライベートで合うことでそのホストに対しての特別感がなくなる。


そりゃお客様からしてみればお金がかからない方がいいわけだから


プライベートで合ってしまうとお店に来なくなる。


要するに来店率低下防止。


自分を安売りしないということですね。



など色々お約束事が増えたわけです。


うちの店はキャッチもしないし、


ナンパも禁止。



と、非常に紳士的な店でした。



『お前らどんな時もうちの看板しょってんだからな』




とかなんとかよくGさんに言われたっけw



ほんと外では悪い事?なんかできませんでしたね。






と、そのSの改革が落ち着いた頃。




県下最大級の広さの箱に店が移ることが決まり、




(100坪以上あった気がします)







↑イメージです。



それに向けて下っ端ホストの基礎レベル上げが始まりました。




それもSの改革の一つでした。



暇な時間に、接客のシミュレーションをするんです。



お客役は上司ホスト・・・・・




 


それだけで緊張するのに。(汗



と、そこで叩き込まれたのが


『ヘルプを征する者はホストを征する』


これスラムダンクでも似た言葉がありましたねw




『リバウンドを制するものは試合を制す』




桜木花道






って、話がそれましたが。



要するに




「二番手を極めろ」ってことです。



ちょっと難しいかもしれませんが、



二番手というのはヘルプという事。




ヘルプの仕事としては




テーブルの上を常にきれいにしておく。


会話の提供。


指名ホストがいない間のつなぎ。




などなど、最低限これはできなければいけません。



しかし、極めることができると




(極める・・・お客様と指名ホストの次に仲良くなるという事。)





指名ホストがちょんぼ(ミス)をしてお客様を怒らせても


ヘルプの言葉でその仲を取り持つことができたり。


指名ホストがそのお客様に初めてオーダー(別料金の飲物やシャンパンなど)をするとき


断られたり、それによって印象を損なう場合があるため


あえてヘルプがおねだりすることによって指名ホストへの印象を下げる可能性をなくすことができる。



(別料金の飲物に使うより、一緒にいるためにセット料金(1時間¥4000)だけ支払いたい!という方もなかにはいるんです。)



※その指名のお客様から自然に新規のお客様を紹介してもらえる関係なる。


※もし、いつも指名しているホストが休みだったりすると、お客様からそのヘルプが指名してもらえたりする。



と、極めるとキリがないくらい出てくるんですが・・・



ホストも助け合い精神なんです。



一人じゃ絶対できない。



ヘルプのおかげで今まで何度助かったことか・・・・



逆に助けてくれたら私もお返しします。



そうすると相乗効果で自然に売り上げも上がるんです♪




 

月末になると・・・・


流川『今月、○○ちゃんが指名してる○○君にナンバーは譲らないからね~』


とか、わざとあおってボトル(シャンパンやブランデー)を入れてもらったり。





もちろん。その指名の○○君と前もって打ち合わせをして


その指名のお客様に吹っかけるんですけどねw



そんなこともして成績をお互い上げてきます。


(成績=給料だからそりゃお互いWINWINがいいっすもん)



まあ、中には俺様ホスト(別にヘルプの助けとかいらないから俺が一番だから)とかなんとかで


ナンバー1になる方もいますが・・・・・(笑)




そんな人は嫌われますw



まあうちの店での話ですが。



と流川も基礎レベルが上がったところで




初めての後輩ができました。




B君。


イケメンで身長が178㎝くらいの18歳。


おかんがある会社の専務で夜の世界では有名らしく。




よくホストクラブにも通っているらしい。



って。



そのお前のステータスなんやねん!!!(笑)



くそ生意気でしたね(笑)




俺より指名を獲るんです。



俺先輩なのに負けてるんです。



言い訳したくないけど。




そのB君のおかんが通うんだもん。



そりゃ、自分の子供が一番かわいいだろうけどさ~。




って。おい!B!お前はプライドというのはないのか!!!



そこで俺が言うとただの負け惜しみですよ。



我慢してたら、


Aさん『ねえ?B?お前自分の母親で№に入ってかっこ付くと思う??どおよw』


流川心の声(よくぞ!Aさん言ってくれました!これで俺も上に上がれるかな・・・・・)



B『え??指名は指名ってこの間代表が言ってたんで俺は別にどうも思いません!』



流川心の声(あちゃ~。そいえばそのBのおかんの元々の指名は代表だった・・・・)


(今は息子と、代表を指名で来店している。)


だめだこりゃ。




Bのおかんいわく、宮崎一のホストに育てるんだってさ。




なおさらだめだw


 


あ~。



絶対なめられてる、我々。





次回【Episode2 新生流川! 】



初めての№入り。

看護師さん。

流川爆弾行為。




ついに第二章突入です!(笑)



こう、なんていうか後輩になめられるのっていい気分しないですよね(-_-;)



でも、周りがフォローしてくれるから流川もメンタル維持できましたけどw




やはり、何事も一人じゃできません。




周りと協調することも大切だけど、




競う事も大事。




それを楽しいと思えるようになるには


経験と実力が伴いますが、


絶対おのずと楽しめるようになります。



だって私がそうだから。



余裕が出てくるんですよね。




 ではまた^^


コチラでブログしています!(^^)!

良ければ遊びに来てください^^


PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

急に旦那が死ぬことになった!その時の私の心情と行動のまとめ1(発生事実・前編)

暗い話ですいません。最初に謝っておきます。暗い話です。嫌な話です。ですが死は誰にでも訪れ、それはどのタイミングでやってくるのかわかりません。...

忘れられない授業の話(1)

概要小4の時に起こった授業の一場面の話です。自分が正しいと思ったとき、その自信を保つことの難しさと、重要さ、そして「正しい」事以外に人間はど...

~リストラの舞台裏~ 「私はこれで、部下を辞めさせました」 1

2008年秋。当時わたしは、部門のマネージャーという重責を担っていた。部門に在籍しているのは、正社員・契約社員を含めて約200名。全社員で1...

強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話

学校よりもクリエイティブな1日にできるなら無理に行かなくても良い。その後、本当に学校に行かなくなり大検制度を使って京大に放り込まれた3兄弟は...

テック系ギークはデザイン女子と結婚すべき論

「40代の既婚率は20%以下です。これは問題だ。」というのが新卒で就職した大手SI屋さんの人事部長の言葉です。初めての事業報告会で、4000...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

bottom of page