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17/4/13

ダメンズキャッチャー。男運0の私

Image by Olia Gozha

男運はほぼない。






小学校の時にはすでに平均体重より20kg程多めだった私は、初恋♡とかあの先生カッコイイ♡なんて無縁。


むしろ男のように扱われ、男友達と遊ぶという、可愛い女の子ライフは送ってなかったです。


まず服はウエストにゴム!ゴム最高!

だって120cmの服とかキラキラ、ヒラヒラした服なんて、サイズオーバー。

小学校の入学式はいわゆる入学式用のフォーマルスーツが売ってるところで、小学校卒業の方やピアノの発表会用の小学4年生サイズを必死に探してもらったらしい。


んー、パパーンすまんね。


一応セーラームーンになりたかったのよ。

セーラーマーキュリーになりたかったのよ。


このままいけば、恋とは無縁。

なんて家族に心配されてたらしくちょっと失礼な家族だぜ。


そして中耳炎も持っていたため小学校の時は聴力はめっちゃ悪く、何か悪口言われてるのか分からないが聴こえない、聴こえないから喋れない。


そんなだから友達も極わずかのため遊びテレビ&ゲーム。

視力も悪い。

えぇ、メガネデブのみみつんぼ!と罵られたこともありますよー。


んでも私の“何が”悪いかわからないからとりあえずのほほーんとしてました。






まさかの転機到来!!


当時私は太っていたことによってマイナス思考になることはあまりなく、それこそお笑い要素として男子と相変わらず遊んでいたけど、5年生、6年生になるにつれてそんな男子たちもさすがに性別を理由に遊んでくれなくなりました。


そしてその時流行ってた風邪にうなされる日々…

ご飯もまともに食べれ無いぜ…


一週間で確か4㎏の減量になっていました。体の変化には気づきませんでしたが、明らかにウエストが緩い。


あれ?私痩せた?


そんな奇跡がお調子者の私を突き動かして、そこからおしゃれと流行りを猛研究♡


当時流行っていたミニスカ、ルーズソックスのギャルになりたい。

またさらに私を突き動かしたのは当時ミリオンセラーを叩き出したアイドル。

ほぼ自分と変わらない13歳の女の子がオーディションにより加入して異例のセンター扱いで輝くあの姿。まさに普通の女の子のシンデレラストーリー。私の中で衝撃が走った気がした。



あすか「私、ギャルになる♡」

パパ「ブフォ!……ゴホゴホ、、、まぁとりあえず、 痩せれば?」




そうか、やはり痩せなくてはいけないか。よしギャルになったるわ!






注意として当時小学6年生。11歳の夏。

私の決断は猪突猛進で進んでいく。


それからというもの私は

給食は牛乳のみ、夜はご飯食べない

蒟蒻畑バンザイ!!

極端な生活の繰り返しで見事トータルで10㎏近くの減量に成功。


まだまだ平均体重よりは多めだが、デブの部類ではなくなった。





やったぜ!私やればできるじゃん!!

ウエストもゴムじゃなくていいんだぜ(笑)

↑ここ大事。

ゴムじゃなくてウエスト〇〇センチや〇〇インチで選べるって、脱デブの境界線だと思っていたので。


なんならsomethingのピンクデニムも似合うぜ!!

私イケてんじゃん♡(笑)



注意:画像はイメージです(笑)




あすか「私イケてんじゃん!!かなりいいギャルじゃね?」

パパ「おお!いいじゃん!好きなようにやればいいけど、【人に迷惑掛ける事】はすんなよー」

あすか「おっけーおっけー(笑)」



パパーンはほぼほぼ私を怒った事がない。おもろい事大好き目立つ事大好きな能天気パパーン。

そんなパパーンに育てられたから私も目立つ事大好き。おもろい事はもっと好き。


そんな性格なので、痩せたら


目立ってなんぼ♡

が一気に爆発。


小学6年にして髪を染めました。かなり金に近い髪色。

小学6年にしてピアスあけました。安全ピンでぶすっと。

小学6年にして化粧がっつりして登校していました。


そしたら、離れていった友達や今まで付き合いのない友達が話しかけてくれました。

目立つ人と仲良くなりたいのか一気に人気者。


まさにシンデレラストーリー


ナンパされて小学6年というと引かれる。

登校に厚底サンダル履いて学校へ

化粧に拍車がかかりギャルメイクで流行ってた涙シールと貼って登校

ピアスは金のフープ、腕輪は銀のジャラジャラ


そんな態度をしてたら学校の先生たちに怒られる。

小学校のクラスのみんなは着席している教室で、一人立たされ延々と説教。


でも楽しいからよくなーい?


で毎日ヨダレ垂らしながら、授業なんてほぼほぼ寝ていて、ハイビスカスの絵を描いて算数のノートを埋めたり、アイドルの音楽歌詞描いて派手にしてた机。


私ギャルになれたよ!なんてパラッパラッパーな毎日。ほんと楽しかった。


そんな中ついに、、、、、






眠れる獅子(パパーン)が目を覚ました!!!!






パパ「おい!!お前いい加減にせーよ!?!?!?Σ(-᷅_-᷄๑)」

あすか「((ホワッティー??((((;゚Д゚)))))))」

パパ「ギャルになろうが、落ちこぼれになろうが構わない。ただ【人に迷惑をかけるな】って言っただろうが!!!」


まぁパパーンが言いたいことは、小学校に行ってる以上ルールがある。

ルールがある上で目立ったり、落ちこぼれても構わない。

ルールを破ること=人に迷惑をかけることだ。


髪は染めても構わない。ただ変なボンボンゴムと赤メッシュはやめろ(ヘーイ)

ピアスもあけたならそれで構わない。ただ学校にはつけていくな(ヘーイ)

化粧もしても構わない。ただ変な涙ははっていくな。気持ち悪い(へ、ヘーイ(゚o゚;;)


そして授業は出来るだけ起きてろ。

常に人に感謝の気持ちをもって過ごせ。

それが出来ないなら無理に学校に行かなくてもいい。


そこまで本音で語ってくれたパパーンは偉大だな。

それを聞いて私の中でまず、学校に行かないという選択肢は無かった。

目立つ事で今までいなかった友達がたくさん出来たし、たくさんおもろい事も出来ている。

身なりを変えて去っていく友達なら、いわゆる《それだけの友達》である。とデブ時代によく知っていたはずなのに、私何してたんだろう。


そしてパパーンの教えに則り、身なりを落ち着かせて(変な涙もはずして)過ごしていた小学校生活。


そしたらね、うん、、、


おもしろいぐらい人が見えてきたよね♡ww


結果からいうと、去る人もいっぱいいました。

特に男関係(笑)


可愛い♡と言ってくれた地元の先輩たちがぱったりといなくなりました。

ぱったりとww 男運ねーなーwww


でも一握りの見渡した周りに残っていたのは、私の性格おもろいじゃん!って残ってくれた仲間がいる。その仲間を大切にしよう。本当にそう感じた小学6年。



だからなのか今でも手元にある小学校の卒業アルバムには

将来の夢:【たまのこし】と書いてある。

そんな小学校生活だったけど、男運の無さなんてまだまだこんなの甘っちょろいから。


まだまだ出でくるダメンズキャッチ。それで学ぶ今の自分。



大丈夫。人生は思い通りにしかならないから♡

未来にはキミの輝く場所がある♡













あすかのダメンズ伝説。ある意味ここが一番の山場♡
ここは見逃しちゃあかんよ♡



高校卒業しまして、私はフリーターになりました。

高校の卒業式に出会った男。それはそれは素敵な男性でした。

高校時代の私はアルバイトで週末によく開催されていた、

『新規たったの1円!、機種変更は4800円から!!、是非是非お買い求めくださーい!』

という携帯のキャンギャルをやっていました。


それがね、本当に楽しかった。


なんていったって、私は目立ちたがりのお調子者でおもろいの大好きな性格。

そう、キャンギャルなんて目立って華がある仕事なんて

天職♡

なんて思えるぐらい楽しかった。

それまでに飲食店を2店ぐらいアルバイトしてましたけど、ほぼ3ヶ月以内でやめてたんですよ。

今でこそ言えるけど、自分が目立たなきゃおもんない。って気持ちが強くてやめたんだと思うな(笑)



そんなキャンギャルを通して出会った男性。のちに私の人生の分岐となってしまう男性。


感のいい方は薄々この後の展開はお気づきかと思いますが、





ええ、ダメンズですww

私の人生の中でナンバーワンのダメンズです。wwww





ダメンズ、そうですね〜、そいつはアンジェロと言います。(実名じゃないよwキリスト名とか言ってたかな?ww)

アンジェロは先に言うとハーフです。ママさんが外人でパパさんが日本人。んでも離婚して母子家庭の人です。(ちなみに私は父子家庭です。これについては後々♡ww)


アンジェロとの出会いはキャンギャルを通してです。

典型的かもしれませんが、アンジェロ→販売員、私キャンギャル。

キャンペーンって二日連続で入ることが多く、土日の二日で一気に仲良くなって、メルアド&電話番号を聞かれました。

あ、ちなみに当時はこれ普通です。特別モテたわけではなく、キャンギャルはお客さん、販売員、通行人ww、私以外もみんなよく聞かれてました。でもその場のノリで連絡先交換しただけなのでまーったく連絡取らないことなんてよくありますよ。







モテ期到来!?まさかの魔性の女。になれるかもww



私はアンジェロと出会った時すでにお付き合いしてた方がいました。

その方は中学のときものすごく私が好きで好きで仕方なくて彼氏になってもらった人で、別れてから3年ほどたちまた付き合った人です。


あまり美しい話は似合わないですが、本当にその時の彼は自分の中で一番でした。

中学の美化もあるかもしてませんが、本当に今も連絡くるとキュン♡となってしまうかもしれませんし、彼には結婚して欲しくないほど私の中で彼は初恋に近いほど美化してますwww


そんな彼を捨ててアンジェロと生きようと思ったのは、住を与えてくれたからです。


まぁぶっちゃけて言えば二股期間約2ヶ月の間で考えたんですが、私→フリーター、初恋のきみ→大学生。と進路が決まっていましたが、私は自由を手にいれたかったんですよね。


全く不満はありませんでした。全く迷いもありませんでした。

ただ私に【住む場所】を提供してくれた。という点だけが彼とアンジェロとの違い。


そんなこんなで、住を手に入れたあすか。初恋ちっくな彼との別れ。アンジェロとの同棲。毎日楽しすぎる日々でした。


アンジェロと出会ったことで仕事をキャンギャルから、派遣の携帯販売員にしました。

携帯販売員は本当に楽しかった♡

毎日自分が使うものだし、小さい時の影響かモバイルやゲームは本当違和感なくスーッと覚えられる項目。それを人に教える、販売するって楽しくて仕方ないです。


仕事、住、食、と手に入れた私ですが、一つ難点として、

アンジェロ、仕事辞めやがったww


アンジェロの娯楽の金も私。私の娯楽ももちろん私。全て収入は私にかかってる。なぜだ?



なぜって私がそうしたから♡


私が仕事辞めてもいいよ〜って言った次の日には行かない宣言をして行かなくなり〜。という感じですね。そう、私がそう望んだからアンジェロはそれに応えた。


なんとも簡単なオーダーが届いてしまったんです。

当時は家計は火の車じゃー!!状態だったけど、だって私が好きで働かないアンジェロと一緒にいたわけだし、誰の責任でもなし。


そんなだから私にかかってる収入を増やそうとてんやわんやで仕事掛け持ちしたり、少しでも時給の高い派遣に変えてみたり、と色々社会人経験は周りの同世代より豊富になったなー。


その中で今まででは選択肢になかったキャバクラという職業も経験したな。

キャバクラでの経験はおそらく今の私を語る上での何本かある柱の一つになってると思う。


キャバクラは接客業の最上級でした。私のチンケな社会人経験の中である意味【全ての経験がキャバクラの中では鼻くそである】と感じたぐらい、今までの常識を吹っ飛ばした。


キャバクラ時代はモテたね〜♡

リーマンショック前のバリバリ景気のいい時だったから、いやーモテたね〜♡


キャバクラ時代の客はもう今いないけど、自分の中の歴史ファイルには顧客の名刺がきちんと今もあります。処分するときは私が死ぬときです。情報を他に売るつもりもないし、悪用するつもりもない。

でも今まで自分が戦った証として大事に保管してある。そんな思い出。


モテ期?と言えるぐらいモテまくったキャバクラ時代。ここはおそらく自分の性格をとことん叩き直してもらったし、人の顔をみて、話を聞いて求めているものを素早く提供する。それ以上のことを提供する。接客のプロ集団。ただ酒飲んで話聞いて金もらてるわけじゃない。それじゃ場末のスナック。

機会があったらキャバクラ時代の戦いもまとめてみようww


まぁキャバクラ時代の収入は本当嬉しかったです。ただの派遣の給料の5倍は毎月もらってたな〜


それも全てアンジェロに湯水の如く使われてたな〜。どんだけ肉頼むねん!ってぐらい焼肉でええ感じの肉頼んでたし。






良くも悪くもそんな生活を2年近く続けたっけかな?




まさかのね、まさかのね、

妊娠〜。ママンになる。

注意:画像はイメージです(笑)


当時の私、子供好きじゃなかったんだよねー。

それこそ仕事の邪魔になるし、なんならまだハタチそこそこの女がママになるとか人生決まっちゃうみたいで早くね?って感じで喜びとかほぼなし。


しかもアンジェロの子だし…

アンジェロ未だにプーだし、毎晩モンハンしてるだけだし、最低やん。


んで、どうしよーどうしよーって悩んでる時に、中絶出来ねーぜ。ここから先は死亡届を出しての中絶ですぜ。っていう切羽詰まった状態までいってしもうた。



私のパパーンに言わなきゃいけないじゃんって早くからアンジェロに言ってたんだけど、ちょっと待って、とか、仕事ちゃんとした正社員じゃないから、とか言い訳をつけてたね。


いやもう切羽詰まってるんじゃい!と思い、私自らパパーンに報告。アンジェロ抜きで一人で報告


あすか「妊娠した。産むしかない期間に入ってしまった。」

パパ「、、、、、、、、、、、、、あいつ(アンジェロ)連れてこい」



アンジェロはその時、ものすごい勢いで逃げてました。

もともと仕事のこともあるし、私のパパーンがアンジェロをよく思ってないこと知ってたので、怒られる。と思い逃げ回ってた。


そんなこんなで私の中でストレスと不安でなのか、切迫早産の恐れ〜というやつで緊急入院。


アンジェロはお見舞いに来ませんでした。


パパーンさすがにアンジェロにぶちギレる。www


落ちこぼれになろうが、ギャルになろうが、キャバ嬢になろうが、人に迷惑をかけて生きてはいけない。

アンジェロが働かなくてもそれを私がオーダーしたから。アンジェロに金がなくても私が稼げるから。

でも産まれてくる子供はアンジェロをみて輝く未来を想像できるだろうか。




うん、お前いらねーわwww


アンジェロの呪縛から解き放たれたのは妊娠6ヶ月の時でした。

そう、私は未婚のママン。


アンジェロが今も仕事をしてないのか、どこに住んでるのか、生きてるのかww、すら知りません。

私は子供嫌いとか、仕事の邪魔とか、そんなこと考えててすいませんでした!!!(笑)ってぐらい楽しいっす。


それもこれも私が、楽しい♡ってオーダーしたから楽しいんだと思う。


大丈夫。死ぬわけじゃないし、私は生きてる。生きてたらなんでもできる。


ママは強しっていうけど、ママがみんな強いわけじゃなくて、ママになってもっと強くなる!ってオーダーしてるから強くなってるんだと思う。



私はママになって、毎日笑っているんだ!ってオーダーしたから笑えるんだと思うな。時には泣くし、イライラするけど、それって最後に笑えるから、笑えるための道なんだと思うな。


私のダメンズはかなり濃いと思う。数は多くないので、内容が濃いと思う。

でも笑えるからいっか〜ww



大丈夫。人生は思い通りにしかならないから♡
未来にはキミの輝く場所がある♡

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