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17/3/17

人生は時に不公平~32~

Image by Olia Gozha

メンバーの答えは分かれた

ベースとギターはこの時にはCLUBチッタでのライブが決定していた、キャパ1000位あるので、WESTより遥かにデカい。

そして、原因は他にもあった、自分のバンドに対する姿勢だった。

スタジオに遅刻したり、曲を覚えてこなかったり、何よりもギターが下手だった。

この時にもう少し大人になれていればと今でも後悔している。

結果的にWESTの話は流れてしまった。

若さと話題性で突っ走れていたら結果は変わっていたかもしれない。

自分の中ではここが大きな分岐点だった気がする。

自分は師匠のいったい何を見てきたのか、プロとしての姿勢、見せ方、それを本当に理解してなかった。

茨城から出て来てから何も成長してなかったように感じて悔しかった。

ただ、ステージに立ちギターを弾いて自己満足のライブではダメだと思う。

お金を払ってライブを見に来てくれてる限りは

それが1人だったとしても1万人だったとしても、プロとしてステージに立ち最高のパフォーマンスを見せないといけない。

茨城でバンドを始めた頃はライブをする度に逆に毎回お金を払っていた。

これは、ライブハウスが企画するイベントで持ち時間25分で2000円のチケットを20枚ノルマを出し、21枚目〜50%バックなどがスタンダードなケースだと思います。

どんなジャンルの駆け出しのバンドマンはライブ後の清算は憂鬱であろう。

逆にバンド側はどうすれば利益が出せるのか、考えた事がなかった。

売れれば良いと考えていたからだ笑

間違いではない、でもただ漠然と売れれば良いというのはほぼ売れないだろう。

余程上手いか良い曲揃いか地道にバンド続けて売れるのは稀な例だと思います。

ライブハウスもイベンターも商売です。

いつまでたっても搾取されてしまいます。

言い方は悪いが大抵のバンドマンはいつか売れると信じて活動を続け、ライブの度にお金が掛かり、練習するのもお金が掛かり、レコーディングしてお金が掛かり、大量のCD在庫を抱えて追い詰められて夢半ば散っていくのを見てきました。

16歳から19歳になって段々現実が見えてきた。

きっとプロとしての意識を持たないとこの搾取される現実が受け入れられない。

現実を受け入れ打開策を見つけなければ、破綻する。

お金を払い続けてバンドをする為に東京に来たんじゃない。

その日から考えて考えて色々行動を起こすようになった。

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