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17/3/15

~新人教育編~ 初指名?

Image by Olia Gozha







 






「ポトッ」







「カサカサッカサカサッ」




 






最悪だ。







天井から茶羽(小さなゴキちゃん)が顔に落ちてきた。




 




 






二日酔い&最悪な寝起き。






小さなゴキちゃんに起こされるなんて・・・・・・




 








ほんと







最悪。







安いアパートだからしかたないんだろうけどさ。






取り合えずアースジェットかってこよw




 


と、二日目がスタート。




 




 





出勤はGさんと乗り合わせてタクシー出勤。





Gさん『お前まだ金ないんだから俺が出しとくから』





おおw太っ腹w




 



Gさんは確かに太っていたんですが




そこは気前が良かったです(笑)





出勤後。




今日は新人教育をするという事で




 




メモ帳、ペンを持参。







Gさん『はい。まずそこ座って~』




 




店の入り口から見えずらいテーブル席に座る流川。





新人教育を担当してくれるのが一個上のホストHさん、Kさん。




 




(Hさんは無駄に襟足が長く自分より身長が低い。ブレスレットがキラキラさせすぎな方でw)




(Kさんは全体的にロン毛で黒髪、体はゴツかったです。)



 




まず第一声が




 



Hさん『流川、まず鹿児島弁やめろ。ケンカ売ってんのか』




 




流川心の声(嘘でしょ~。無理ですよ(-_-;)どんだけ器小さいんだよw)







流川『すみません。がんばって宮崎弁覚えます。てげ覚えますね!』




 


Kさん『おい。馬鹿にしてるやろ。それもそれでイラつくわ。(笑)』



 

ってな感じで冷や冷やしながら新人教育スタート。




まずホストとして大切なこと




 

  • そこらへんの兄ちゃんとは違う。

  • 女性に夢を与える。

  • お金をいただいてる以上お客様が絶対!

  • そして清潔感。




接客の大切なポイント




  • ヘルプ<指名<お客様

  • 基本「3:7」3自分が話す。7相手に話しをさせる。

  • 話をする際の身振り手振り

  • 相手を敬う。立てながらの話回り。



・・・・・こんな感じだったけな。




 




思い出したら追加していきますw




 




 


後、テーブル上でのヘルプ仕事。




  • 灰皿を取り換える

  • 飲物を作る。

  • お客様、指名ホストがグラスを滑らせて落とさないように汗をかいているグラス拭く。(水滴)

  • 指名とお客様への話題提供。そして会話のフォロー。

  • むしろ、その二人を楽しませれるようになる(笑)




 


と、こんな感じですかね。





やる事一杯ありすぎて流川はとりあえず




メモすることに必死でした(-_-;)



ホストとしてやっていく上で絶対必須ツールがありました。




 




それは




  • ライター

  • スーツ

  • ハンカチ

  • 名刺

  • メモ帳




この五つ。




 




 




これがなければホストはできません。




 





ライター







お客様が煙草を吸う際の火の提供。




(火のつけ方も実はあります。)




 




 




 




スーツ







これはホストとしての代表的なイメージ。意外とスーツ好きな女性は多い。




 




 




ハンカチ







飲物を扱うためこぼしたときや非常時に使う。持っているだけでイメージUP




(ブランド物が無難)




 




 




名刺







いつなんどきでも自分をアピールできるように。自分を売るため。




 




         



メモ帳







お客様からの買い物(タバコ)や非常時に備えて。




 




 


これだけは必須ツールです。




持っていなければホストはできませんので




初期投資することになります。




 




 




ただ、最初のころは財布に余裕もなかった流川。




 




先輩ホストからおさがりをもらえましたw




 




 





新人教育から一週間。




お店にも慣れてきたころ。




 




 




よくヘルプにつかせて頂いていた




代表Yさんのお客様と




三人で同伴することになりました。




 




 




 




同伴??とはなんぞやと思いながら・・・・




 




同伴当日。




 




いつもより早めに出勤しYさんと合流。




(ちなみにYさんもロン毛で身長は自分より高くすらっとしていて、雰囲気が怖い。当時30歳w)




 




 




流川『おはようございます。』




 




Yさん『はい。おはよう。』




 




 




・・・・・




 




 




流川(怖いよ~(-_-;))




 




 




 




流川『あの、同伴お誘いありがとうございます(-_-;)お金持ってないんですけど自分大丈夫ですか??』




 




 




Yさん『なにも気にすることはないよ。大丈夫。Sちゃん(お客様)と話してて。』




 




 




 




流川『頑張ります(-_-;)』




 




 




 




 




 




と、Sさんと合流することになり。




 




Yさんのセダン車に乗り込み、緊張しっぱなしで




何もしゃべれずイオンへ(笑)




 




 


映画を見ることになっていたため




チケット発券機へ行くSさん・・・・・流川も後追う。




 




 






Sさん『流川くんはそこで待ってていいよ♪』





と、三人分チケットと飲物を買ってきたSさん。




 



流川心の声(これがホストの同伴か!w)




     (Yさんの影響力やばいなw)




 


と、ここでホストのうまみを知る流川。




 




 


映画を見て、食事へ行き



お店へ三人で向かう。




 







一緒に来店。




 




『いらっしゃいませ~!!』




 




と声が鳴り響く。






ちょっと気持ちいいw




 





なんて考えながら




 




 




当時支配人のTさんに裏に呼ばれる。




 




Tさん『流川君さ、代表と同伴だったんだって?盗めるところは盗みなよ。中々そういう機会ないからね♪




   俺ですらないよ(-_-;)』




(王子様キャラで№2。確かにイケメンw当時24歳。)




アドバイスをもらいSさんのヘルプ席へ座る。




すると。




 


Sさん『流川君指名なんだから隣座ってよ♪』




 




 




流川『あ、ありがとうございます^^では、失礼します』




流川心の声(やっばw初指名っw)




(ここではまだ指名の極意は教えてもらっていません(笑))




と・・・




 



『失礼します♪ Tですご一緒します♪』




 




Tさんがヘルプへ来てくれましたw




喜びより緊張でした(-_-;)




 



 




緊張しっぱなしで







なにを話したか覚えてませんでしたが、




同伴でカルピスを飲みながら映画ドロップを見て




寿司を食べに行った記憶は鮮明に残ってますw




 




だって緊張しすぎてヤバかったからw






と、一日営業が終わり。




 


終礼後。




(終礼に関してはまた詳しく書きます。)




 



Tさん『つかなんで流川君が一緒に楽しんでるのさ(笑)楽しませる方でしょ!!!(笑)




   Sさんは代表の話題をしていれば楽しんでくれるから簡単だよ♪




   おまけに別料金のビールくれるから俺好き~』




 




 



と、サラッとアドバイスしてくれました。







 




要するにまとめると




その極意はお客様一人一人に合った話題の提供。




 

Sさんは好きな人の話をされると盛り上がる。





という事でした。




 





確かに自分の興味のある事。




好きな人の話。




 




などされるとついつい聞き入っちゃいます。






それなのかなぁ~





とメモ帳に書いて




 





今日の長い緊張の一日は終わりました。






 





指名一本(1000円)ゲット!!!(笑)





帰りのタクシー中で




Gさんが




 




『そういえば来月から新人王決定戦するってよ!がんばれ』





流川『・・・・・・・』





次回 Episode1~新人王決定戦~




 




1週間違いの同期現る




指名を獲るための極意




初めてのシャンパン


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