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17/3/14

人生は時に不公平〜30〜

Image by Olia Gozha

法律事務所に勤務年収1000万円、君の叔父さんという事にしておこう。

さらに、不動産屋さんは続けた

君の両親は海外出張してるので、叔父さんに保証人になって貰ったという事にしよう。

これなら間違いなく審査に通ると言われた。

なんで、わざわざこんな危ない奴に物件を進めてくるのか、この時はわからなかった。

保証人代行代は5万円だった。住んでしまえば安いものだと思い物件を見に行った。

7畳のユニットバスの1Rだった、普通に綺麗だった。駅から徒歩20分と遠いが国分寺なら中央線で何かと便利なのでほぼ即決だった。

しかし、契約は案内してくれた不動産屋さんではなく国分寺にある不動産屋さんだった。

その時、理解した。

契約をとるために偽りの情報を提供したのだと。

契約さえしてしまえば、その不動産屋さんにはなんの害も及ばない。

形はどうあれ、家も確保出来た。

カーテンもなく、布団もなく、テレビもなかった。

引っ越しでほぼ全財産を使ってしまったので、寝る時は家なのにダンボールを敷いて寝ていた笑

本当の意味での自立が成功した気がした。

それと同時に世の中、何とかなるもんだなーって考えもした。

その一方バイトと付き人とほぼ暇なく動いていた。

寂しさから色んな女性とも関係も持った、でも本気になる事はなかった。

やっぱり茨城の彼女を忘れらなかった、待っててくれると信じていた。

信じていたというよりも彼女だけは裏切らないで欲しかった。

女性関係にだらしなくて最低でワガママだけど、ずっと応援してくれてた唯一の人だから。

同時18歳の自分には何かにすがる事で心が維持出来た。

それでも沢山の人が交差していく街中で1人ぼっちに感じた。

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Image by Jukka Aalho

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