top of page

17/3/10

3.11

Image by Olia Gozha

今日は3月11日…

今から6年前…忘れもしない東日本大震災の起きた日だ

当時、俺は東京に住んでいて、長い同棲生活を経て結婚して2年目…

嫁さんのガンが発覚する直前だ

午後2時46分…西新宿にある高層ビル群の41Fから48Fにオフィスを構えていて、俺たち人事部は46Fにいた


免震構造であったため、ビルはしなるように揺れに揺れ、その揺れに酔った社員も出たほどだ

人事総務本部長室にあったテレビを食い入るように見て愕然とした

震源は東北…そう、嫁さんの実家は岩手だ

嫁さんとも連絡がつかない…

不幸中の幸いで、嫁さんは仕事が休みで家にいたらしい

だが、岩手の嫁さんの実家に連絡など取れるはずもなかった…

俺の方はというと、ビルの46Fにいたがエレベーターがストップしており再稼働する見込みがない…

孤立したオフィスに閉じ込められた格好だ…

テレビを見て、津波の様子が度肝を抜いた…

岩手の実家は大丈夫なのか…

地震が発生してから2時間後、ようやく嫁さんと連絡が取れた…

だが、岩手の実家には未だ繋がらず…

時刻は夜の7時くらいだったかな…

余震が頻発してたが、本部長より帰れる者は帰って良いとの許可が下りた

だがエレベーターは止まったまま

俺は決断した…46Fから階段でビルを下り、家まで歩いて帰ることを

46Fから下りただけで、脚に相当なダメージが…

地図アプリが作動しない…

仕方なく地下鉄の沿線を辿って歩いて行くことにした…

歩くこと約2時間…場所は九段下…武道館や皇居の近くだ…

午後9時半頃に地下鉄運行再開の知らせが携帯に届いた…

歩いている間も、10分おきに岩手の実家に電話を架けたが、一向に繋がらず…

よし、地下鉄に乗ろう…

しかし既に地下鉄構内は長蛇の列が…

待つこと1時間半…ようやく地下鉄に乗車できた

だが地下鉄はノロノロ運転で家に着いたのは夜中の1時くらいだったと思う

幸い、俺ん家は何もダメージがなかったようだ

嫁さんの実家には、まだ連絡がつかない…

実家に繋がったのは、地震発生の翌日の昼頃だった…

幸い、実家は岩手の内陸部だったため、被害は食器が落ちてきた程度で大事には至らなかったらしい

あれから6年…何で俺が こんなに試練を受けなきゃならないだと思う

つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page