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17/2/22

偏差値30だった僕が特待生で明治大学に合格した話【前編】

Image by Olia Gozha


「大学受験なんて、する意味あるの?笑」

中高一貫校に通っていた当時の僕は、本気でそう思っていました。


はじめまして。明治大学に在学中のまくろ(@makuroblog)と申します。 


タイトルの通り、2015年に特待生として明治大学に入学をしました。

そもそも特待生とは?なんて方もいるかもしれませんが、一言でいうと入学試験の結果が良かった上位の人が大学から通知を受け、入学金やら授業料やらを免除してもらえる制度です。


そんな僕ですが、当時は都内の私立高校に通い、付属の大学にはギリギリ進学できるかどうかをさまよっていた。

もちろん大学受験をするほどの学力なんかない。そんな高校2年生でした。


今回はそんな僕が受験を決意し、大きく変わった大学受験について話させてください。

自分語りになりますし、誰に需要があるかはわかりませんが、これから大学受験を控えるすべての学生に向けて何かが伝われが嬉しいです。 

それまでの僕

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僕は中学受験で都内の私立中学校に進学していました。

ただ、「中学受験」と聞くと真面目なイメージで賢いのでは?と思われがちですが、当時の僕は全くの逆。

勉強なんか大嫌いでサッカーに明け暮れるスポーツ少年。中学受験のために無理やり親に入塾させられた塾では最底辺クラス・偏差値40くらいの中学校を2次試験でどうにか合格したレベルでした。 


その後も学校内で勉強なんてすることはなく、頭も良くなかった僕は高校受験も経験せず、付属の高校に進学します。

高校の偏差値は60前後と"自称進学校"でしたが、エスカレーターでの進学だったので中学時代の偏差値をそのまま見事にキープ。成績は悪く、定期テストごとに発表される順位では下位20%が当たり前の日々でした。おまけにスポーツも得意ではなかったので、部活もサボりがちな毎日を送っていました。


高校2年生だった僕は、​大学受験をするほどの学力なんかなく、しがみつくように付属の大学進学を目指して規定の成績のスレスレをどうにかクリアすることで精一杯でした。

とにかく、どうにかしてそのまま付属の大学に進学することだけを考えていました。

 

大学受験を決意した高校2年生の冬

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そんな僕が大学受験を決意したのは、1人の大学生との出会いでした。

だらしない学校生活を見かねてか、突然父に紹介されたのは東京大学に通う大学生。僕とは真反対の人間で、県1番の高校から現役で東京大学に合格した非常に優秀な方でした。

この出会いで、残りの高校生活が大きく変わることになります。


自分がとにかく嫌いだった

初対面ではありましたが、その方とは思った以上に会話がはずみました。


しかし、しばらく話していて学校生活の話題になると、愚痴や不満しか漏れてこない自分に気がつきました。

当時は部活も真面目にやっておらず、毎日サボる理由を探していつもの友達と堕落した生活を送り、授業は基本的に寝ているか友達と話しているかのどちらかでした。

そんな自分について話すことで、どれだけ堕落した学生生活を送ってきたのかに初めて気づくことができました。


そして、「このまま堕落した生活を送り、中途半端なままで大学に進学する。」ということが果たして僕にとって良い選択なのか?疑問に思い始めます。

今思い返してみれば、たぶん紹介してくれた両親も会ってくれた大学生も伝えたいことは同じで、実はしてやったりだったかもしれません。


でも、当時の僕は「漠然とこの生活を変えたい!」という思いがふつふつと湧き上がってきました。


「なにか頑張れることはないか。」「残りの高校生活で打ち込めるものってなんだろう?」

そんなモヤモヤを抱えていた高校2年生の冬。

いまさら部活に打ち込んだところですぐに引退しちゃうし、生徒会長になってみんなを束ねるキャラでもない。高校生活中で努力できるもの、、、


そして、僕は大学受験を決意しました。

理想と現実

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一般的な付属高校では、大学受験をするためには付属の大学に進学することを放棄しなければいけません。

僕はすぐに担任の先生や周りの友達に大学受験をすると伝えました。


もちろん周囲からは反対の声ばかり。

「このまま付属で進学したほうが楽だよ。」

「こんな時期にこんな成績で勉強したって受からないでしょ笑」

「あいつが大学受験するの?無理じゃない?」

それもそのはず。いつも勉強しないで赤点スレスレの点数を取り続けてきた僕が急に勉強するって言い張るんです。


でも、僕の決意は堅かった。

「嫌な自分を変えたい。」その一心で。


しかし、現実はそんなに甘くありませんでした。

勉強の習慣も仕方もわからない僕は学習塾に通うことを考えます。

しかし、入塾テストを受けてスタッフの人から伝えられたのは、「君の成績じゃ入塾すらできないよ。」という衝撃の一言でした。

 

そう。当時の僕は残念なことに頭が悪すぎて自分の頭の悪さに気づいていませんでした。 いまだに理解できずに答案用紙を勘でマークしていたのこを覚えてます。

ちなみに当時受けさせられた入塾テストはセンター試験をまねて作成されたもので、

  • 英語 : 30/200

  • 国語 : 40/200

  • 日本史 : 40/100

 

この絶望的な成績で、第一志望校は慶応大学。

なぜなら「名前がかっこよくで、なんかモテそうだから。」という不純な理由でした。


当然、判定はE。渡された成績表には偏差値30という数字。

突きつけられた現実はあまりにも絶望的でした。

スタッフの人には、「頑張るのでどうにか入塾させてください!」と頼み込み、学校が終わってから塾が閉まるまで毎日勉強し続けるという条件付きでどうにか入塾させてもらいました。

  

高校2年生の冬。

ここから僕の大学受験が始まります。



後編は、僕のブログでも読めます。→https://makurokun.hatenablog.com/entry/my-story-to-enter-meiji-univercity2


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