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17/2/18

会社辞めようと思うんだ。。。

Image by Olia Gozha

何を楽しみに生きているのか?


僕は今年で30の歳になります。


そんな僕が今までの人生でとても大きな決断をしたのは、

会社を辞めるときでした。



辞めようと思ったきっかけは単純な理由で、

このまま続く自分の人生に嫌気が差したから。


会社を辞めるときの話に入る前に、

簡単にこれまでの僕の簡単な人生をお話しておきたいと思います。



自分で言うのもなんですが、

ごくごく普通の人生でした。


僕はこれまでの人生、

何をするにしても2番手でした。


中学生のときのテニス部でもレギュラーを獲得していたが2番手。

しかも副部長。


高校のテニス部でも2番手、

なんとここでも副部長。(笑)


なんだか自分自身に、2番手コンプレックスというのがありました。



子供の頃から父親に毎週映画館に連れて行ってもらい、

特に画面の中に映る主人公にいつも感情移入し、

非現実的な自分になりきるのが得意でした。


映画の中の主人公はいつも輝いています。


いつしか僕も、そんな画面の中で光り輝く主人公のような人生に憧れを抱いていました。



でも現実は、そんな映画のような華やかさはありません。


大学でもとくになんの夢や目標を抱くこともなく、

普通のレールに沿って歩いて行くように一般企業に就職しました。



会社の仕事はそれなりにできました。

社内でも飲みに行く人もそれなりに増え、

人間関係にはとても満足していました。



でも、何かが引っかかる。


いつもそんな心の引っかかりに気付いている自分に嘘をつきながら

当たり前のように繰り返される毎日を過ごしていました。



会社に入社して4年経った頃、

朝起きるとふと、こんな事を思ったんです。



会社辞めよう。。。



実はこんな平凡な人生を送ってきた僕ですが、

昔から思い立ったことはすぐに実行したい性格で、


気がつくと、出勤して早々に上司と一対一で話している自分がいました。



「〇〇さん。僕会社辞めようと思います。」


「えっ!?急にどうした??」


「一度きりの自分の人生、後悔したくないんです。」


「辞めて何するんだよ?」


「。。。飲食店、お店を出します。」


とっさの思いつきでした。


会社を辞めるのって、とても大変です。


上司に納得してもらい、その後にまたさらに上司との面談、

その人に承諾してもらうと、またさらにその上司との面談。


少し心が折れそうでした。



途中に何度も説得されたり、

話をする機会をもらえなかったり、


でも、負けませんでした。


なぜならもう、僕には失うものなんてなかったからです。



ここだけの話、上司と喧嘩してでも辞めてやろうと思っていました。


結局、喧嘩はなかったですが。(笑)



で、結局飲食店はどうなったかというと、

出すことはできませんでした。



当然ですよね。


右も左もわからない僕が、

たとえ出せたところで潰れるのは目に見えています。


もし、出店していたら、

今頃借金まみれでしたね。(汗)




会社を辞めるとき、

一番怖かったのは、周りの反対よりもなによりも、

安定がなくなることでした。



でも今感じることがあります。


「安定」って言葉は麻薬と同じで人間を依存させます。


ですが、

「自由」を手に入れるには、

「安定」を一度手放さなければいけません。



で、結局今僕は何をしているのかというと。


起業して自営業として生活しています。


今年で3年目。


結婚もしました。



そして、会社のころには気づけなかった事に気付くことができました。



会社の頃は、

1週間に1日、2日あるかないかの休みの日が楽しみに生きていました。


つまり、1週間に2日しか楽しみがないということ。

1ヶ月では8日。

1年だと96日です。

365日ある中で、たった96日だけが生きがい。


残りの人生50年あるとすると、

あと4800日しかない。



でも今は、これが逆転です。



なぜなら、

人の役にも立てて、やり甲斐も実感でき、

仕事が楽しみなことに変わったからです。



僕は、会社という安定を手放した代わりに、

「時間」という命を増やすことができたんだと実感しています。



『人生たった30000日。』


これは僕がたまたま知った言葉です。


誰の言葉かも覚えていませんが、

僕たちの人生はたった30000日だけです。


僕は今年で30なので、すでに10950日消費しています。



あなたの人生は残り何日でしょうか?


準備をしている間に人生が終わってしまっては取り返しがつきません。



奇跡的なご縁でここまでお読みいただいたあなたに、


僕からこの言葉を贈りたいと思います。



『人生たった30000日』



最後までお読み頂きありがとうございました。

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