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17/2/18

ジョギングと情事。

Image by Olia Gozha

この間、運動不足と下っ腹が出てきたのが気になったので夜中にジョギングをしました。


家の中でストレッチをして「近くにある公園まで行って帰ってくるというコースでいこう。」と決め家を出て無理しないペースで走り出しました。



住宅地を15分ぐらい走り、公園に着き、公園を一回りして、また家に向かって住宅地を走り出しました。


公園から帰りの住宅地を走り出して3分ぐらいたった時「もうキツイ、走るのやめたい。」と思いました。




そりゃあそうです。「無理しないペース」といえどもここ最近運動してなかったので、ちょっと長めに走ったらキツくなります。




でも、「このまま走るのやめて歩きだすのもなんか情けないし、自分に負けたみたいで嫌だ。」と思ったので、せめて100m先ぐらいに見えてる曲がり角まで全速力で走ってゴールにしよう。と決めました。




そして、自分でタイミングを計りギアをトップに入れ、全速力で曲がり角に向かって走り出しました。




走り出してすぐにビックリするぐらいしんどくなりました。



 


でも、さすがに角曲がるまではこのペースで走り切ろうと思い、体にムチを打って全速力で走りました。




角が目前に見えて来た頃には、もう足が自分の足じゃないみたいな感覚です。






呼吸もフガフガ言っます。





そして、何とか全速力で走り切り、角を曲がって足を止めようと思った瞬間、あるものが僕の目に飛び込んで来ました。






角曲がった家の前でカップルがチューしてたのです。





しかも熱烈なやつ。







僕は一瞬にして、頭の中がグルングルンしました。







「よっしゃ、ゴールだ!」と思ったら、人影が見えてまずビックリしたし、しかもカップルだし、熱烈なチューしてるし、何で?って思うし、何よりマジでしんどいし、でもここでフガフガしながら足止めたらなんかチューが見たい人みたいになっちゃいそうだし、でもマジでしんどいし、どうしたらいい? 



 

という具合です。




 

カップルも夜中に物凄いスピードと形相で角を曲がって来た僕を見て、熱烈キスを中断して非常に驚いた顔で僕を見ていました。





結局、その表情を見て「この場で立ち止まるのは危険だ。」と判断し、足を止めずにカップルの視界からハズレるまで、ヘロンヘロンになりながら走りました。




次の日、クソみたいに筋肉痛になりました。





でも精神的には強くなれたような気がしました。

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