top of page

17/2/18

和をもって尊しと成す⑶

Image by Olia Gozha

K子先生はT恵が小学校に入学するにあたり、彼女を主に担当してくださるために来てくださった補助の先生でした。

トイレトレーニングのできていない子が入学するのは初めてのケースで入学前にもいろいろ話し合いが持たれたのですが、普通の小学校の先生というのは他人の子の下のお世話をするということはまずないので、それを覚悟で来てくださったK子先生には本当に頭の下がる思いでした。

K子先生はT恵をわが子のように可愛がってくださり、彼女にいろいろな事をできるようにさせてあげたいという思いは私よりも熱く、かなりの情熱を注いでくださっていました。

ときどき、K子先生は「できる」ことだけが大事だという成果主義なのではないだろうか……

わたしはできることよりも如何に楽しく毎日を生き生きと生きられるか、できるかどうかよりその過程の方が大事だと思うのに……

K子先生とは考えが合わないのでは……という疑念を抱いてしまうほどに。

できないことをできるように。 できることが、もっとよくできるようにー。

そうした方向は間違っていない、と私も思います。

それが教育だと。

でも、何でも努力すればできるようになるというものではないのも事実です。

特に発達障害のこどもたちには脳の機能的に、努力でなんとかなるものではない、絶対的に苦手な事があります。

それは生まれつき駆けっこが遅い子どもに「何メートルを何秒以内で走れ」と言っているようなものではないか?

発達障害の子どもたちが一番つらいのは、「無理解なのに熱心な人」なのではないか?

そのような思いが、口には出さなくてもわたしの根底にはずっとありました。

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page