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13/5/14

既婚44歳IT系会社員の俺が寅壱のニッカを返品交換する理由(3)

Image by Olia Gozha

かくして私は、コレ!というニッカを見つけました。

2530-405 胴付ニッカ

もうこれしかないのです、エンジ!胴付(どうつき)!私にとっては「憧れの定番」でありました。初めて支給されたニッカは、同じモデルですが、ブルーでノーマル。それはそれでお気に入りでしたが、エンジ色はリーダー色でもありました。

また少し古い話になりますが、私の通っていた中学校では、体育着のカラーが、ブルー・グリーン・エンジの三色で、入学当時、私たちの学年はブルーでした。二年生がグリーン、三年生がエンジ。その色は、ローテーションの年度色であり、私たちが二年生になると、新入生がエンジとなりました。だから、学年ごと、色の印象が違うことになりますが、私たちの学年にとってのエンジは、まるで「大人の色」のようなイメージだったと言えます。(たしか、高校でもブルーとグリーンは逆転しますが、私が1年生の時、3年生はエンジだった。。。)

その約10年後、週払いの建築業事務所の、無口なリーダー国分さんのニッカが「胴付・エンジ」でありました。

ブルーニッカの私は、当時22歳か23歳だったと思いますが、国分さんは19歳で奥様と1歳の娘さんの家庭を養っていました。朝6時半頃に事務所に集合して、私はいつも国分さんの車高の低いマツダに乗せてもらって、現場に出ていたのでした。お互い極端に無口で、仕事上の受け答え以外、おしゃべりは殆どありませんでした。

勝ち負けではない、と誰もが言いますが、私は負けている自覚がありました。私は女性と付き合ったこともなく、免許も車も所持したことのない夜間部学生、勝てる要素など何もありませんでした。そして、その国分さんに対しては、こんちくしょう!とも思いませんでした。極端に無口だったこともあるでしょうけれど、私にとってのエンジ色イメージも影響していたように思われるのです。

というわけで、2530-405 胴付ニッカの購入を試みたのですが、私に合うサイズの在庫がありませんでした。仕方なく、楽天その他のオンラインショップを隈なく探しました。仕事の帰り道の作業着屋、古着屋などもあたりました。ところが、胴付はもとよりエンジのニッカは皆無でした。


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Image by Jukka Aalho

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