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近所に住んでいる10歳の子供が誰かに呪いをかけられ、倒れてしまいました。
私はいらぬ正義感からその元凶を見つけだそうとし、渡米した先でついにその呪術者のアジトを発見、単身乗り込みました。
やけに日本染みたその一軒屋の中には、他にも呪いをかけられた被害者達が監禁されていた為、私は解放しようとしたのですが、そこで呪術者の男とその部下(懸賞生活に出演していたなすび氏)と遭遇し、アジト内から一次逃走を余儀なくされました。
アジトの中には様々な仕掛け(扉を閉められなくするためにドアノブが取り外されているなど)があり、最終的になすび氏にアジトの一室に追い込まれてしまうのですが、近くにあった鈍器で応戦、殴打三回の末に、撃退に成功しました。
そしてふと前を見ると、部屋の入り口に呪術者の影が。私は意を決して、
「なすびは三回で倒れたぞ」
と恫喝したのですが、呪術者はものともせず、先の尖った鉛筆をこちらに向けながら近づいてきました。
恐怖の余りそこで目が覚め、いかにこの夢となすび氏が恐ろしかったのかを必死に家族に説明したのですが、朝一番から“呪い”や“なすび氏に襲われた”と叫ぶ私が、何より不気味な存在だったと今にしてみれば思います。
夢の印象を人に伝えるのは、本当に難しいことです。
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