top of page

17/2/11

双子の呪い 〜世の中サクセスストーリーだけだと思うなよ〜

Image by Olia Gozha

呪いという言葉はちょっと仰々しくて酔った言い回しな気がする。私について回るお手軽なプロフィールだから、そもそも私は双子である事に嫌気をさした事がない。案外楽しいものだ。それでも呪いと呼びたい。

大好きな祖父が私と梓を間違えるようになった。

梓が双子のもう片方で、ちょっと面倒くさくてしょっちゅう「和はリスペクトの気持ちが足りない!」とぷうぷう文句を言う。今は私と対の明るい髪色にして、だけどやっぱり私の真似をしてパーマにした。

祖父は料理が上手で、昔は家で洋食屋さんをやっていた。この間作ってもらった炒飯は神かけて美味しかった。天ぷらとか、揚げ物が得意で、何でもふわふわに揚げてくれる。「遊びに行くね」と電話すると必ずアイスとジュースが用意されていて、足がいい頃は近所のサティで一緒にクレーンゲームをやった。今はイオンになっている。だからきっと祖父が私を忘れてしまうのも仕方ないのだと思う。

←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page