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17/2/12

ハワイの5日の旅

Image by Olia Gozha

 ハワイと言ったら南国で観光地で日本人が多い、リゾート地のイメージだった。


私は何かを探していた。何か正解があって、それを知ってるすごい人がいて、自分もその人に近づきたいと思っていた。







でもなにが正解か分からなくて、ずっと好きだった自然の方が本質に近いと感じて自然な暮らしをしてみたいと思っていた。







ある日福井でふらっと立ち寄った場所で1冊の本と出合った。「ヤナの森の暮らし」という本だ。







読んでみるときれいな童話の世界のような森の中で暮らしているヤナさんという女性が暮らしの様子や自分の思想のようなものを紹介していた。



「いいなあ

❗こんな暮らししてみたい❗」



シンプルにいいなと思った。私の求めていた本質をこの人は生きているかもしれないと思った。







いつかあってみたいと思った。






それから数カ月が過ぎた。





夏に東京でとあるイベントがあった。そのイベントには私があってみたかった人、話を聞いてみたい人がたくさん参加していた。







すぐに行こうと思った。







フェスに参加して、あいたい人に会ったり、直接話を聞けた。






そのフェスの途中に偶然1度だけ会って仲良くなった友達に出会った。







ちゅんという旅人の女の子だ。保育士の資格を持っていて自然のなかで子どもと遊ぶ場づくりもしてみたいとビジョンが似ている女の子。







偶然出会ったのだが一緒にいたゆきちゃんと3人で会場を回ることになった。最終的には会場でをすることになった。







空を見上げながらふかふかの大きなそふぁあの上でビニール袋を布団に寝た。







そのフェスで偶然他にも仲良くなった人がハワイ好きだったり、ちゅんたちもハワイに行きたいということを聞いてもっとハワイに行きたくなった。







一緒に行けるといいね~と3人で話していた。






そして私はアルバイト先の保育園にまた戻ることになった。







その時々に子どもがハワイのTシャツを着てたり、色んなときにハワイの情報を目にするようになった。






それにつれてどんどんハワイに行きたくなった。






特にヤナさんに会いに。






それからちゅんがハワイはいつ行く予定?とメッセージをくれたり、







福井で偶然知り合った人がハワイのヤナさんのうちの近くに住んでたことがあって1~2月がいいと教えてくれたりした。







なのでその期間行くことに決めた。ちゅんに相談すると、ちゅんが偶然知り合ったヨガの先生の講座がヤナさんの本を書いた人のお家で行われるらしい。







ただ予算のこと、期間のこと、そしてなにより自由に動き回るつもりだったのでピンとこなかった。







行くと決めて色々調べたり準備する段階で決定が遅れて、地元のサークルの誘いや保育園のことでハワイを延期しようかと思ってきた。




  



でもそのなかでも行ってきてほしいと言ってくれた人がいた。






そしてなによりこれまでたくさん言い訳してチャレンジしていなかった自分が情けなく感じた。






だから行くことにした。





決めてからは周りがたくさんサポートしてくれた。分からないことも教えてくれた。






ニコ動でも有名かたがアドバイスくれた。







飛行機乗るまでは何かトラブルがあって乗れなくなってもいいかもと思っていたぐらいビビっていた。







色んな人のサポートがありホノルルに着いた。







着いたのはいいけどどこに行こう。







迷っていた。ちゅんややなさんがいるのはハワイ島。でも宿がない。いきなり野宿はコワイ。






とりあえずオアフで1泊することにした。





初めてのバス。何どるかわからず、払い方も分からない。






英語も中学生レベル。セントの使い方も分からない。






とりあえず動いてから聞いてみる。






変な顔するバスの運転手、笑顔が優しいカフェの店員さん。







ワイキキはwifiもあって、日本人も多くにぎやかだ。






新しいものもたくさん。






でもなにか場違いな気がした。






みんなバカンス気分だが私だけバックパッカー。






なんか違う。






ちゅんとはなかなか連絡取れないけどとりあえずハワイ島に行ってみるか。






前日に問い合わせて、当日に宿をとった。飛行機なんて当日チケット買った。






とりあえずハワイ島についた。






日本人が珍しくいる。話しかけてみた。

たぶん同じ宿ですよ~。さっき電話かかってきたので。





前日まで友だちといて友達が帰っちゃって少し寂しそうな大学生。






俺も友達に会いたい。なんか境遇が少し似ているな。




宿からお迎えが来て一緒に買い物行ったり話したりした。






宿は日本人宿。日本語が通じる現地の人のありがたみ。まだ2日目なのにw





聞くとイルカが出るところがあるらしい。会うならツアーより自然に会いたい。






場所はバスではいけないらしい。聞けばバスはほとんどないらしい。





よし。ヒッチハイクで行こう。





いろいろ話していたら大学生も行くことに。





次の日、朝早くからヒッチハイクスタート。





止まるのか少し不安だった。日本では少しはしたことあるけど初海外、ちょっと不安だ。





でもすぐに止まった。





載せてくれたのは子連れの地元のお兄さん。





近くまで行くからと直接ビーチまで送ってくれた。





それからイルカには会えなかったがウミガメと泳いだり、きれいな海を満喫した。





それから大学生のこと観光したり、ごはんを食べにに行ったりした。





最初の方はヒッチハイクをしたけど、街に出てからはバスを使うことに。





でもバスは遠回りで時間がかかった。






バスの中では夢の話をしたり、きれい夕陽も見ることができた。





その子は話しかけないと黙ったり、ぼーっとする子でいつも初対面の人との沈黙が苦手な私は聞いてみた。何考えてるの? 何も考えてないよw





真っ暗になってから帰り、一緒にカップラーメンを食べたり、少し話したりした。





1日見知らぬ土地で一緒に旅をしてなにか異性として意識をしていた。けど何か行動には今一つ移せなかった。もう一生合わないかもしれないのに。






明日その子がツアーに申し込んだ。私も行ってみたかった星空観察のツアー。





なにげなく話してみた。





おれもそのツアー行こうかな~





いやもう満席みたいなんで





え~じゃあ明日どうしよう






ヒロですよ





その子は自分に自信を持っているような気がした。なにかすごいことをしているわけではなく、それができるかどうかではない、ただ今の自分を受け入れて愛している感覚。だから人のペースに合わせなくていい感じ。






自分に自信がない。「けいくんはなんでそんなに自信がないの?」





日本で言われた言葉が頭の中でリピートする。 




本当に必要なのはなにができるかじゃないのに。





それはこころのそこでは知っていた。




「明日どうしよう。宿もまだ明日泊まるとも言ってない。」





宿のオーナーが





ヤナさんの本を書いた圭子さんのことを知っている。せっかく来たんだから行った方がいいんじゃない?




でも場所も分からない。連絡も取れない。




そう。連絡が取れないのは本当だ。でも本当にそれだけが行動しない理由になるのか。





ハワイに来てもまだ私は迷っていた。





次の日ヨガのなおさんがヨガをしてくれることになっていた。





ゲストハウスに来て初めての夜になおさんの話を聞いてヨガをしてみたいと思った。





なおさんは感覚を大切にしていて、人にもあたたかいやさしさをもったひとというイメージだ。




朝、ちょうど大学生がツアーに出るタイミングでヨガが自然とはじまった。





なおさんのヨガはゆったりシンプルな心地いいヨガ。





どんなヨガがいい?





落ち着くヨガがいいですと答えた。





どうすればいい。なにをすればいい。全然わからなかったからだ。




マンツーマンなこともあり、丁寧に進めてくれる。対話しながら、ゆったりとしていた。




なおさんはやさしく、丁寧にほめてくれる。




「体柔らかいね」とか





でも自分に自信のない自分はそんなの誰にでも言ってるんでしょ?とかかんがえてしまう。





シンプルに受け取れる人もいるのにな。とか心の中で自分をジャッジもしている。






でもただ、ヨガに集中するようにした。





ヨガはどんどん進む。





なおさんは今日は久しぶりに気持ちいいよ。ありがとうといってくれる。





ヨガは進み

それから赤ん坊のポーズになった。





そのポーズをしているときいきなり自分の心の声が聞こえた。





「あいして」





それは言葉ではなくただそれを超えたハグみたいな一体感を求めている声だった。





小さい子どもの私が





あいしてあいしてって






すごく強く求めている感覚だった。






私は誰かに愛されたかったんじゃない






私に誰より愛してほしかったんだ。






自分のなかにいる赤ちゃんみたいな私はただハグを求めていた。







「ごめん。ごめん。ごめんね。」






自分の気持ちに気づいて泣き出してしまった。







ヨガ中に泣くのは、初めてだった。






私は何か特別なものを求めてハワイに来たんじゃない。






ただただ私に愛してほしかったんだ。






その時強く感じた。






その後マッサージをしてもらい、ヨガをおえた。







「何か感じた?」






なんか、、自分の声が聞けて、






ただあいしてほしかったんだって。






言ったらまた泣けてきてたくさん泣いた。






眼を開けるとなおさんも泣いていた。






「そうだね。私を愛せるのは私が一番だよね。」






なおさんは私の気持ちに寄り添ってくれた。





「私、スランプだったのかな。






こんなに気持ちいヨガは久しぶり。ありがとう。


会ったときはどんな関係になるかわからないもんね。



これからどうしていきたいとかある?」


「ただ、ヨガの呼吸のように今の思いを出し切って生きていきたいです。」


「そうね。いまを100%生きていたら計画なんて必要ないもんね。」


ゆったりとしたハワイの海と森が見えるベランダの上でなおさんとのヨガというセッションは終わった。


ヨガの後なおさんはヒロ行きのバスの時刻表をくれた。丁寧に行き先の時間帯をペンでチェックしてくれた。


お守りのように感じた。


なおさんは友達が迎えに来るみたいでもうゲストハウスを出るみたいだった。


「あ!そうだ! 

ハグしたかったんだ」


なおさんはそう言ってすごくあったかいハグを私としてくれた。


「そのまんまでいいんだよ。あいしているよ。」


そう感じた。


その夜、ヒロにとりあえず向かってみることにした。




夜中にはじゅんなと話したかった。でも夜遅くに帰ってきて次の日も早いから寝るとラインが来た。




少しでも話したかったけど仕方ない。直接部屋に行くことも考えたけど、やめといた。




会うとしたら朝しかない。





ヒロ行きのバスに乗ったらじゅんなにも他のメンバーにもあいさつもできない。






やっぱりヒッチハイクで行こう。





会える人には会って出るタイミングを見計らっていた。





ベランダでゆったりしていると、





そしたらオーナーがゲストさんを空港まで送るからのってく?その近くならバスが出ているはずよ。





はい!お願いします!




一緒に送ってもらったゲストさんが保育士でもう日本に帰る人だった。ヤナさんのことも本で読んだみたいだ。圭子さんにも一度だけ日本の講演で会ったことがあるらしい。






これはいい前兆だと思った。






バスが出ているKマートの近くで下してもらった。お礼を言った。







Kマートに行き、バスの時間を聞いてみる。みんな地元の人は知らないという。スーパーの人も不機嫌そうであまり教えてくれない。粘りに粘ってきくと夕方の4時までないらしい。





時間はまだ朝の10時だ。






ヒッチだ。






もし乗れなかったらバスだ。






スーパーでペンを買う。





ヒッチハイクのために持ってきた段ボールになるべくたのしくカラフルにひろとボードを書く。





どきどきだった。





前回は2人だ。英語が話せる相棒もいた。





でも今回は一人。心配だった。





でも進むしかない。





ドキドキな状態でヒッチスタート。





1分もたたずにやさしそうなおばあちゃんがこっちよ~と呼んでくれる





助手席の荷物をどけて乗せてくれると思いきや





どこに行くの?


ヒロです。


ヒロは反対方向よ~


まじか~


道路の反対の道へ聞く


でも正確に言うと行きたいのはひろじゃないヒロの近くのパホアだ。


パホアに行くにはヒロ周りじゃなくてもいいからそっちの方が良かったかなとか


確かパホアはヒロ周りじゃないほうがよかったって聞いたっけ?


とか不安になってくる。


でもとりあえず進みたい。


ヒッチを再開した。


とりあえずできることはなるべく笑顔でやさしい楽しい人に乗っけてもらうことだ


笑顔で手を振ったり、ハワイでヒッチすることに楽しみを見出しそうとした。


すると車が止まってくれた。なんだかたのしそうな若い女の子がてを出して呼んでいる。


楽しそうな人だ!


それだけで安心した。


女の子たちは超笑ってハッピーそうだった。後ろの男の子はなにか植物のタネみたいなものを持っていた。


色々興味津々で質問してきてくれた。けどあまり聞き取れずにテンションだけ合わせていた。


途中のお店まで送ってくれてまたヒッチスタート。


歩きながらしているとまたすぐに止まってくれた。


乗せてくれたのはゆったりとした、年配の3人組。


1人の年をとったおばあちゃんが日本に住んでいたことがあるみたい。



なかなか言葉では表現できないんだけど、超幸せオーラ満載の車内。


もう委ねようと思ったぐらい。


なにも無理してはなすことなんてない感じだった。


あなたと会えてよかったわ。


サンキューソーマッチ。


言葉に心を込めて伝えた。


下ろしてもらった道路は車は通るけど早い田舎道。


ヒッチをするけどなかなかとまってくれない。


でも粘ること15分ぐらい。


次は仕事中の男2人組。ちょっと心配だったけどチャイルドシートがあって少し安心した。


話していくと乗せてくれたらぐは日本人の奥さんがいるみたいで電話で呼んでくれて話をさせてくれた。

奥さんのユニさんは電話から優しい感じがして、安心した。


ラグと話しているとヒロの近くのパホアに行きたいと伝えた。


宿は?


まだ決まってない。


いいところを紹介してやるよ


ありがとう


高いのと安いのどっちがいい?


安いの


30ドルOK?


OK


元々泊まろうかなと考えていたところと同じ料金だしパホアならヤナさんを知っているかもしれないと思ったからだ。


ラグは車内でもだいじょうぶ?とか話を振ってくれたり、ハワイは楽しいか?とか気遣ってくれる。

水もくれた。




ちょうどヒロの近くに入ったときなぜか懐かしい感じがした。



ラグが森を進みとある敷地に入った。

男の人に私を紹介してくれて握手する。その人が君はあそこに泊まるのかい?と建物を指さした。まだその時は分かっていなかった。



そこは建物でラグたちはなにやら荷物を運んだり作業をし始めた。


自分は見たことのない植物をみてびっくりして写真撮ったり、寝転んで遊んでいた。


ラグがけいもう行くぞ~


OK


荷物をもって遂にパホアに行けると思った


でもついた先はまた森の中の小屋みたいな建物がある場所。


その場所の人とまたラグは話している。


そこでも森を探検して遊んでいた。


ラグの仕事が終わり、また出発することに


やっとパホアに行ける

そう思った。でもついたのはさっきの場所。


なんだか変だぞ。そう思ってラグに伝えた。

ラグは目をしっかりみていつも真剣にきいてくれる。ハワイに入れる時間は限られている。

ここでゆっくりしている時間はないんだ。

「私はパホアに行きたい。ヤナという人に会いたいんだ。」




聞くとラグは大笑いした。

けいはガールフレンドのヤナに会いたいらしい

OK.宿はキャンセルでいい。神様がみてくれている。

みたいな感じのことを言ったみたいだ。


上の階にWIFIが使えるから地図を見るといい。


上に登ってネットで場所をみた。ちょうどパホアの隣町だ。

元々いたコナから車で2時間ちょっとだったはずなのにもう夕方だ。

やっぱりバスで来ればよかった。今からパホアに向かってもヤナさんを探す時間はなさそうだ。

ヤナさんに会えるんだろうか。


ラグはヤナさんのことを知っているのかな。誰か知らないかな。

言葉で話しても伝わらないかもしれないから持ってきていたスケッチブックに伝えたい言葉を描いた。

「I want to see Yana in Pahoa.She live near spring wall」

ラグは真剣に読んでからまた笑ってみんなに話した。

けいはガールフレンドのヤナに会いたいんだってよ


私は自分の伝えたいことが伝わっているかわからなかった。


ラグはまたどこかに行った。待っている間心配だった。他の人に確認しても待ってればいいからみたいなことを言われた。とりあえず外にある椅子に座って待っていた。途中ラグがもらったバナナの束を丸ごとくれた。それを食べてとりあえず待っていた。待っている間一緒に送ってくれたラグのなかまも優しく話をしてくれた。


突然ラグがよんできてけいもう行くぞ


パホアに住んでいる仲間に送ってもらうことになった。


やっと話の流れが理解できた。


ラグはけい、ここはお前の家だ。いつでもかえってきていいからな。


ほんと泣きそうになった。



ラグに説明した。


パホアにはいきたいけど、ヤナがどこいいるかわからない、友達がどこにいるかわからないから泊まるところがない

ちょっと頭がこんがらがっていた。



じゃあここに泊まればいい。


ラグはやさしく伝えてくれた。


でもどうすればいいかよくわからなくて、ぱにっくになっていた


ラグはけいどうするんだ?きめてくれ


単純にラグともっと一緒にいたいと思った


ここにいるといった。


でもまだその時は頭が追い付いてなくて


ラグがまたユニさんに電話してくれた。


ユニさんに状況を説明した。ヤナさんって人に会いたくてパホアに行くつもりだったけど勘違いでここにいる。


正直今思えばラグに伝えたこと伝わってるはずなことと同じようなことを伝えたけど


確認作業と安心感が日本語使えるとあった



ラグとユニちゃんの電話はラブラブで最後にあいしているよ~ゆにちゃんでラグは電話をきる。


こんな夫婦になりたいと思った。まずは彼女作るのが先だけど。


ラグはけい行くぞ


車に乗ってユニちゃんと話をさせるために仕事場に俺を引率してくれた


土地に建物を建てるらしい


ツアーだと言ってジャングルの中に建物を建てる場所を案内してくれた。ここにこれを建てるんだみたいな


そして部屋を案内してくれた。


なんと1番いい部屋だった。


個室、lock付きで丁寧に不器用な俺に番号から開け方まで教えてくれた。


ラグはコナまで帰るらしい。


カップラーメンと水までくれてラグは帰っていった。


Thank you so much.


それしか言えず、何度も言った。


楽しめといってくれた。


ラグは会う人みんなにけいだと紹介してくれた。


そのおかげでみんなと握手して仲間に入れた。


一番いい席を車に乗るときも用意してくれた。


ユニちゃんに通訳をお願いしてくれた。


食べ物、飲み物をくれた。案内もしてくれた。


最高の部屋を用意してくれて、鍵の使い方も教えてくれた。


次の日のパホアまでの送迎のお願いも仲間に頼んでくれた。


感謝でしかない。


ラグに出会ったことが奇跡でしかない。


こんなひとになりたい。


私は彼に感謝するしかなかった。


余裕がなかった私は充分に感謝できなかったかもしれない。




これから誰かにつなぎたい。


次の日何時に出るか打ち合わせるために仲間が集まっている建物に行った。


そこは来た時に入った場所だ。犬がいてチェーンしてないからはしってきた。吠えてきて噛みつかれそうだった。帰るにも追いかけてきそうで逃げることもできなかった。


男の人が出てきて

おーけいか。入りな。たばこは吸うか?


吸わないよ~明日のことを聞きに来たんだ。


明日送ってくれるというりゅーに明日の時間を話して寝ることにした。なにか友情も感じた。


次の日アラームがならなくて少し遅れてしまった。日本時間のアラームだったみたいだ。


すぐに支度してゲストハウスを出てりゅーの車へ。

そこからパホアのどこまで行く?


ちゅんがヤナのうちはワームポンドの近くだといっていた。


とりあえず手掛かりはそこしかなかった


I want to go ワームポンド


OK


りゅーが携帯で調べてナビしてくれる

画像でみたようなところがあるちょっとここかも?とおもって言おうとすると


OK.OK.だいじょうぶと言っているように思えた。

あとはゆだねることにしよう。

りゅーがワームポンドはここだと駐車場に入っていった。


するとなにか円になってるひとたちがいる。


なにかみたことがある。


ちゅんたち?と1瞬でおもった。


どきどきした。


りゅーがとなりで

あれは君の友達か?


YES




そうこたえた。


りゅーにバナナをわたす


Thank you so much.


感謝を伝える。


ちゅんたち?

近づく。ぜったいにちゅんたちだ。


どきどきする。こんな偶然ってあるのか?



ここに来ることはあるって聞いてたけどもっと早い時間で温泉に入るだけだと思っていた。


近づいたのはいいけどヨガのプログラムはお金も時間もかけて厳しそう。気軽に声をかけていいのかな。


迷ってみていると近くの女性の方がおいでと合図してくれた。


更に近づきちゅんに話しかける。


ちゅんは驚くと同時にハグしてくれた。


なんでいるの?


おれもわからないぐらいw


とりあえずプログラム中だからちょっとはなして


ヨガをすることに


ほとんど見学だったけど少しまねしてできた。


問い合わせても見学も体験も受け付けてなかったけど偶然できた。


もう一人のこの前誕生日だったあゆこやずっと会いたかったヤナさんの本を書いたけいこさんもいる


でもとりあえずヨガ中だから温泉でも見に行くかと荷物を置いてさんぽする。


もどってきたらまいさんがくる。


まいさんに経緯を話すと連絡くれればよかったのに~


ヤナの近くに住んでる人紹介してくれた。


そしてヤナさんの居場所も教えてくれた。どう動けばよいかアドバイスもくれた。


ちゅんやあゆことさらにごはんタイムでゆっくり話をした。


本当は昨日来る予定だったのに、今日に変更したらしい。


けいこさんは会うために今日になったみたいなもんだと言っていた。


本当どんなめぐりあわせが重なってこの時があるんだろう


ちゅんたちとゆっくり話してあゆこが絶対入った方がいいという温泉に入り


調べていってみたかったピッピ―も集まるというヌーデイストビーチへヒッチハイクすることに。


するとすぐ行く予定だったフェスから帰ってきた音楽プロデューサーのジェームスにのせてもらうことに


ヌーデイストビーチに降りると本当に裸の人がいた。男女関係なく裸の人と水着の人がいた。


圧倒されてなにもせずにいるとジェームスも降りてきた。


そして知らないうちに裸にサングラス状態に。何かその流れを見たり周りを見ると水着を着ている自分が恥ずかしくなってきて裸になることに。


とりあえず海に入ったり、裸の世界を満喫した。


それから遂にヤナがいるフェスに向かうことにした。


スケッチブックに「GREEN LAKE」と書いてヒッチハイクスタート。


ただ人通りが少なすぎる。とりあえず進みつつヒッチすることに。

まいさんは当然のようにひっちで行ける前提で話していたけどこんな田舎でできるのかなあと思いながらヒッチをする。


やっと止まってくれた。


それもかわいい。


女子2人とあかちゃん。


同じフェスに行くという女の子車の中もガーランドや民族楽器があって楽しい雰囲気。


音楽で2人が歌いだす。


超いい



気持ちいい空間


風も景色も最高



ハワイに来てよかったと思える瞬間だ


その人たちと一緒に会場へ。かわいい子とハグして感謝


実はフェスに参加費が必要でそれを現金を使いすぎて持ってなくて


ピッピ―のフェスだからカード使えないだろうし直談判するか、みちで稼ぐかとか考えてたのだけど


なんとカードが使える


とうとうフェスに来た。


ヤナに会える。



どきどきした。


まずはフェスをぐるぐる回る。自然と調和してる気持ちいい空間。


アーテイストの歌に合わせたダンスとかも超楽しい。


そして色々周ってからヤナを探すことに

お店の人に聞きまわりヤナがいるところを聞く。


するとついにヤナのところにわざわざ連れて行ってくれた


やなはサングラスをかけて何か手芸みたいなことをしている


この人がヤナか




こんにちは

私は日本からあなたに会いたくて来ました。

ヤナはやさしく柔らかくうけいれてくれた。


それからまたぐるっといろんなとこ見てから


今日泊まるところがないから泊まってもいい?と聞いた。


おっけーウェルカムみたいな感じだった。


もう一人日本人が泊まっているみたいなことも教えてくれた。



それからヤナとの約束があいまいでないか心配で文字で何時に帰るか聞いた

11.Maybe

けど詳しくは分からないみたいな感じ


それからもう一人の日本人のしほさんという方に出会った。

一見普通の日本人できれいな女性だ。


いきなりヤナのことの本かくの?みたいなことを聞かれたけどそれは何だったのだろう。


そしてしほさんと一緒にフェスを楽しむこともあったがどっかよく言ってしまうので心配になった。


途中12時過ぎにしほさんも、ヤナも


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