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17/2/13

『イラスト奮闘録。イラストレーターになりたい、と走り続けた日々の物語』第7章「ブランクの時には」

Image by Olia Gozha

その1「2度目の個展を企画する」

イラストレーターの友人たちと、仕事の話をしていると
定期的に連載が取れて、コツコツと仕事を重ねていける
タイプの人もいれば、逆に一度に仕事の波がやってきて、
同時に去っていく…と言う極端な人もいたりと
仕事スタイルは千差万別な様です。

私の場合は、どうやら後者のタイプで仕事が来る時は
一度に来るけれど、来ない時は全く来ませんでした。
この活動7年目も、まさにそんなブランクの時期。
何をしても一年半ぐらい、仕事が取れませんでした。

しかし、さすがにこんなに仕事が取れない
日々が続くと不安です。「再び依頼が来た時、
仕事のやり方を忘れているんじゃないか」とか、
「このまま自然に、イラスト活動が終焉を迎えるんじゃないか」とか
考えなくてもいい様な、悪い想像ばかりが次々浮かんできます。
なにせ暇だから。

けれどこういう時期、一番身に堪えたのは
「今はどんな仕事をしてるの?」とか「次の活動は何?」と言う、
周囲の期待を込めた言葉でした。
一度動き始めたからには「仕事の依頼がないので、
発表の機会がありません」とはなかなか言いにくく、
従って何もなくても描き、動き続けるしかありません。

そんな折り、前に個展をしたギャラリーから
「また展示をしませんか」と言う誘いがありました。
それを機に、2度目の個展を開催する事にします。
ブランクの時=時間がある時、と言う利点を利用して
今まで描いてみようと温めていた、オリジナルの作品を
沢山描く事にしました。

その2「HPを充実させてみる」

仕事が来ないと正直焦ります。
しかし「何もしないでいると、余計に依頼が来ない」
と思って、様々な所に作品ファイルを持っては
出掛けましたが、ダメな時はダメなのか
どこも仕事には結びつきませんでした。


そういう時は焦っても仕方がないので、気持ちを切り替え
個展にむけての絵を描き貯めていきました。
それに伴い、立ち上げたばかりの
HPも徐々に改良を重ね、掲載枚数を増やしていきました。
すると今度はHPを見て下さった方々から、作品についての
意見やアドバイスを頂いたので、その助言に基づいて
色々と絵を改良して行きました。

この年は、華やかな活躍とは無縁でしたが
焦らず怠らず、動ける範囲でゆっくりと地盤を固めて行く、
そんな時期でした。


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Image by Jukka Aalho

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