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13/5/9

元気になるんだゾウ

Image by Olia Gozha

ママは心配でなりません…。 

赤ちゃんの肝臓に重い病気が見つかり、移植することになりました…。 

紹介されたのは東京世田谷にある「成育医療研究センター」、 

日本一の小児移植チームの先生がいる病院です。 


病院の玄関前に、大きなゾウさんと、小さなゾウさんがいました。 


赤ちゃんが入院している間、ママは毎日病院に入る時、 

このゾウさん親子を見ていました…。 


ゾウさんは、まるでママに 

「大丈夫だよ、きっと元気になるゾウ」 

と話しかけているように見えました。 


赤ちゃんは肝臓を移植しました。 
丸一日かかった大手術でした。

手術が終わっても、薬の調整などで赤ちゃんはずっとICUにいました。

ICUでは先生方・看護師さん達が、

赤ちゃんを元気にしようと日夜問わずに一生懸命治療・看護をしました。 


数カ月後…、パパとママは元気になった赤ちゃんを抱っこして退院しました。 


月日が流れ…、

赤ちゃんはハイハイが出来るようになり、タッチが出来るようになり、 

歩けるようになりました。 


外来で呼ばれるのを待っている間、赤ちゃんは元気に中庭を走り回っていました。 

そしてやって来たのは、親子のゾウさん。 


ゾウさんは相変わらず優しい瞳でした。 


「元気になったね」 


ママはふっと思い、赤ちゃんを抱き上げ、ゾウさんに乗せました。 

赤ちゃんは大喜びです。

それを見た他の移植っ子もかわるがわるゾウさんに乗りました。 

ゾウさんも優しい瞳で親子を見つめていました。


ちびゾウさんは、移植っ子ママ達の間で「元気になったゾウ」という名前が付けられました。 


これからも、日本一の小児移植チームを頼って、
全国から子どもが成育にやってきます。 

ゾウさん親子はきっと変わらぬ優しい瞳でパパ・ママに話しかけるでしょう。 


「元気になるんだゾウ」


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