こころ「Bonjour à tous!」
最近、忘れていませんか?
こんにちは
福元こころです。
今日は、私がフランス留学で、フランス人達の素の生活から教わった、
人生を豊かにする超本質的な習慣をご紹介します。

どんな時も、必ずこれから始まる・・・
以前、はてなぶろぐにも書きましたが、私が考える
『フランスにおいて、もっとも重要な習慣』
それは・・・
"Bonjour!"
こころ「Bonjour! 日本語だと「おはよう、こんにちは!」の意味です。」

日本でも、「おはようございます」「こんにちは」といった挨拶はマナーのひとつです。
しかし、特に「おはようございます」や「こんにちは」って、
知ってる人としかやりとりしませんよね?
フランスの場合、知らない相手でも、
顔を合わせば必ず「Bonjour」から始まります。
知らない相手とは?
パンを買いに行った時。
カフェでコーヒーを頼む時。

まずは店員さんに対して「Bonjour」なのです。
いきなり注文はしません!
日本の場合は、
店員さん「いっしゃいませ!」
こころ「あ、えーと・・・ケーキセットでこれお願いします。」
店員さん「かしこまりました!」
と、こんな感じですよね。
お店の雰囲気と、お客さんの態度は必ずしも一致しない場合もあります。
私は学生時代、喫茶店でアルバイトしていましたが、店内に入って来るや否や、いきなり大声で
「コーヒー!」というお客様もいらっしゃいました(汗)
では、フランスはどうでしょう。
こころ「Bonjour!(こんにちは)」
パン屋さん「Bonjour, madame.(いらっしゃいませ)」
こころ「Une baguette s'il vous plaît!(バゲットを1本下さい)」
パン屋さん「Voilà, merci(どうぞ。ありがとうございました)」
こころ「Merci, au revoir madame(ありがとう。ではまた)」
パン屋さんで、バゲット1本を買う時の会話です。
これを日本語に訳すと、ちょっと堅苦しい感じがしますよね・・・
注目する点は、
必ず挨拶で始まり、挨拶で終わるとところ!
そして、客も店員も「Bonjour」から始まり、
客も店員も「Merci(ありがとう)」と言う。
客と店員に上下関係がないのです!
カフェやパン屋さんだけではありません。
バスに乗る時は、バスの運転手さんにも「Bonjour」
スーパーで買い物する時は、レジ係の人にも「Bonjour」
駅で切符を買う時も、銀行でも、郵便局でも、窓口の人には「Bonjour」
さらにすごいのは、
通りすがりで目が合った人にも「Bonjour」!!!
日本に帰国してから、私はいたるところでこの「Bonjour」が言えない事を寂しく思いました。
確かに、知ってる人に会ったら「こんにちは」と挨拶しなさいと躾けれて来たので、
知っている方には「挨拶」できます。
フランス語を知っている人も、知らない人も
でも、どうでしょう?
上に挙げたフランスでの会話。
なんとなく、「良い印象」を感じませんか?
例えば、すごく落ちこんでいる時。
全然知らない人から「Bonjour」って声を掛けてもらえる。
何か買い物したら、お互いに「ありがとう」と言い合える。
曇ってた心が、さぁ〜っと晴れやかになるんです!

気持ち良い1日を過ごす
1日を、どんな気持ちで過ごすか。
これが、人生を豊かにする一番のポイントだと、フランスで学びました。
晴れの日も雨の日も、自分の気持ちを決めるのは、自分自身。
自分の感情を一定にコントロールするのに、このフランスの習慣はすごく役立ちました。
しかし、日本ではやはりちょっと抵抗あるかもしれませんね(汗)
そんな時は、どうするか。
私の取り組み
私は、「知らない人」とでも「挨拶」が出来るチャンスをいつも狙っています(笑)
一番簡単なのは、やはりお買い物をした時ですね。
洋服や化粧品を買う時は、店員さんがつきっきりで対応してくれます。
その時は、必ず帰りに「お世話になりました」とお辞儀しています。
次に買いに行った時は、別の人になるかもしれない。
あるいは、そのお店に行く事はもうないかもしれない。
そんな場合でも、必ず「お世話になりました」と言っています。
「客の相手をするのが仕事」ではありますが、人の時間をある程度使わせてもらったわけなので、
「お時間頂きありがとうございました」という気持ちも込めています。
そして、この一言を使う事によって、
こころ「あぁ〜、いい買い物できて良かったな〜。幸せだな〜」
と思うんです(笑)
単純ですね〜
客だから、丁寧に扱われて当たり前。ではなく、
お互いに気持ちの良い空間を共有する。
それが、フランス人から学んだ、人生を豊にする超本質的な習慣のひとつでした。
みなさんの生活にも、ぜひ、加えてみて下さい。
では、また。
こころ