「生きるとは知る事なり」
「これが私の格言である。」
「一見ありきたりかもしれないが、自分にとっては自分を形作るものだと思ったのだ。」
「人はいつか死ぬそして、生を受け死ぬことに意味自身に意味はない。」
「生きることは有限であり、人類もいづれは滅び宇宙もいづれは消滅、或いは混沌へと還ってゆく。」
「そう考えると、自分は何故生まれたかと言う無限連鎖の問いに確信をもって答えられないでいた。」
「だが、先月ふと気付いたのだ、「自分は全てを知りたいのだ」と、言葉にするととても単純で稚拙な言葉かもしれない。」
「だが、ハッキリとこれだけは言える、宇宙がたとえ滅びても、何もない混沌へと還ったとしても、自分と言う意思は「この世を知りたい」と言うその一言で表せられると。」
「何気ない日常の中で、ずっと心の片隅にあった、大切なもの、それにやっと今気が付いたのだ。」
「他の人にとっては、なんの意味の無い言葉かもしれないが、私にとっては、自分自身が何者かと問われたときにはっきりと「生きるとは知る事なり」と見つけられたのだ。」
「自分自身の意思を表す言葉、それが自分自身の人生の格言であり言霊である。」
「同時に、この言葉は、他の人にとっては意味のない言葉でもある。」
「そして、それぞれの人が自分自身を表す言葉を持っている。」
「その言葉は、「誰かを守る為に生きるとか、何かを叶えたい、何かになりたい。」等なんでもよいのだ。」
「その言葉は、もしかしたら、変わるかもしれない。それでもいいのだ。」
「その人が生まれ持って自分の意思というものに気付いたのなら、その言葉が意志となる。」
「人は言葉を持たないときに、その事象を説明する母体をもてなくなる。日々の生活の中で、自分自身が何者かという事をぼんやりとしたもので、自我を自覚する。」
「自分が何者かと言う言葉を持つことで、自分の意思や方向性を具現化する。」
「だが、さっきも書いたように、自分自身を表す言葉を自分自身で自覚する事に意味があるので、日々の時間のなかで、言葉を変えることもあるし、敢えて言葉を持たなくても良いと思う。」
「なぜなら、言葉は心と言う流れゆくものをしっかりと保つ器のようなものなのだ。」
「自分自身で器を持つことで、人生の意味を自覚し、自ら進みたい方へ歩む原動力になればよいのである。」
「人の心の奥底にある、源は言葉を持ちはっきりとした「意思」としての自分を形創るのだから。」
「生きるとは知る事なり」
「これが私自身の言葉です。」
「あなた自身の言葉は何ですか?」
「」