top of page

16/11/30

英語が話せないのに、短期留学したら、ホストマザーに大量の薬を渡された話

Image by Olia Gozha

僕は、好きなら好きって伝えるし・・・

すごいと思ったらすごいって伝えます。


それは、ある経験が強く影響しています。



高校一年生の時に、

マレーシアに3週間

短期留学した時がありました。


その時の僕は、英語力が限りなく

0に近い状態でした。


でも、それに気が付いていなかったわけです。


まず、ホストファミリーの家について

「Don't be shy(ドンビーシャイ)」
(恥ずかしがらないでね。)

と言われました。


その瞬間、僕はこう思いました。


ドンビーシャイという名前なのかな?


・・・いやいや、さっき自己紹介した時に

別の名前言ってたからな。


多分、あいさつ的なものなんだろう。


そう思った僕は、こう返しました。


ドンビーシャイ!


・・・あの時のホストマザーの困惑した顔は

今も覚えています。


だって、恥ずかしがり屋のボーイに「恥ずかしがらないでね。」と言ったら、

「お前もな。」

と言われたわけだから・・・。






で、その後3週間

なんとか身振り手振りで

コミュニケーションがとれた?と思っています。


で・・・

サヨナラの時を迎えました。


僕の頭の中に沢山の思い出がよみがえってきました。



なぜか、現地で髪を切ろうと試みて・・・

インド人の美容師さんにテクノカットにされたり。




(オードリーの春日みたいな髪型です。)


熱を出したときに、「絶対に治るから」

と無理やりプールにいれられそうになったり・・・。


・・・


・・・


まあ、そういうことを差し引いても・・・

たくさんの思い出がよみがえってきました。


そして、思わずホストファミリーの前で

泣いてしまったのです。




その瞬間、周りにも涙が伝染していきました。


ホストマザーが泣き、

ホストファザーが泣き、

ホストサン(?)が泣き、




みんなが、泣きながら抱きしめてくれました。



何か言わなきゃ・・・。

気持ちを伝えないと・・・。


そう思った僕は、頭の中で

「悲しい」という英単語を探しました。


そして、こう言ったのです。


I’m Sick
(具合悪いです。)



帰国してから、正しくは

I’m Sad (悲しいです。)


だったということを知りました。


ホストマザーから

大量の薬

を渡された理由がわかりました。



きっと、あの時

ホストファミリーはこう思ったと思います。


「別れるのが悲しいんじゃなくて、

具合悪くて、泣いているんだ・・・。」



ああ、あの時に戻って、誤解を解きたい。


今だったら、

テクノカットも止められたし・・・

プールに入りたくないことも伝えられたし・・・

体調悪いなんて言わなかった。


だけど、あの経験があったから気づけたこともあります。


言葉が通じるって、それだけで素晴らしい。



だから、僕は、

好きなら好きって伝えるし・・・

すごいと思ったらすごいって伝えます。


「ほめ上手だよねー。」

と言われることもありますが、そこに嘘はありません。


もう2度と誤解されたくないから。


言葉が通じるんだから、

伝え方を磨かないともったいない。

しっかりと伝えないともったいない。


照れてる暇なんてないわけです。


だから、僕は伝え方を磨き続けます。


そして、「伝えたいことがある。」

そんな人たちの役に立ち続けます。


←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page