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子どもを亡くして社畜をやめた話①

まずはじめに
この話を読んでくれてありがとう
本当に感謝すると共に
あなたの人生がより良いものになる様
こころから願うよ
これから連ねるお話は
題名のとおり
おれが子どもの死をきっかけに社畜をやめた
という内容で
自己満足を多分に含んでいるから
読んでいて気分のいいものではないとおもう
そして
これは最近になって受け入れられる様になったのだけど
この程度の不幸な出来事は
世の中掃いて捨てるほどあって
特別珍しい事ではないんだよね
だから
エンターテイメントとしても
お役に立てるかどうかはわからないんだ
それでも読んでくれるという人には
この名前を覚えておいて欲しい
はじめ
これがおれのむすこの名前
正直な話
おれは彼のことをいずれ忘れてしまう
それが40年後であれば
脳の細胞が消えてしまうからで
10年後であれば
はじめの死から得た教訓を無視して
また日々の生活に追われているからかもしれない
後者であれば救いようがないのだけれど
そうならないという確証が
おれには持てない
実際に既におれは彼のシルエットを
すぐには思い出せなくなってきている
だからとにかく
彼がこの世界にいたっていう証拠を
何でもいいから残しておきたいとおもう
それが出来なければ
彼を殺してしまったことを
彼に対して償うことが出来ないとおもっている
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