◆第二十話◆ ~あとはママの準備だけ~
いよいよ正産期に突入し、母子ともにいつ産まれても大丈夫な身体になりました。
最初の検診で予定日とされた日は約2週間後ですが
お腹もパンパン、重さMAXです^^

これまでずっと早く産まれたそうにウズウズしていたペルたんが
どんな感じなのかというと…
意外や意外、割と落ち着いています。
胎動は今でも元気にグニングニン動いているし
身体も大きくなっているから動きも前より大きく激しい。
けれど、これまでのような天真爛漫さよりも
人間っぽさや慎重さが増している感覚とでも言いましょうか。
どうしたことでしょう。
ちょっと本人に聞いてみることにしました。
私「ペルたん、もう産まれても大丈夫な時期だよ。いつ産まれてこようか?」
胎児(ペルたん)「ペルたんはいつでもでていきたいよ。でもねあとはママのじゅんびができるのをまつだけ。」
私「そそそ、そうなんだ・・・!!! やっぱりまだ心の準備できてないのバレてた?」
胎児(ペルたん)「うん。だいじょうぶ。ママのじゅんびができたらいつでもだいじょうぶなようにスタンバイしてるからね。」
私「ありがとう〜!ペルたんも分かってると思うけど、ちょっとずつ心の準備もできてきてるからね。」
そう。
ペルたんは慎重に慎重に、私の感情の変化などを感じながら
ママ側の準備ができてきてるのか
今はどんなタイミングなのかを見計らってくれていたのです。
私の方は出産は初めての体験なのでいつでもドンと来い!という程ではなく。
かと言って少し前のフワフワしてた状態とも違って
少しずつ少しずつ、心の準備が進んでいっている感じでした。
この頃は立て続けに陣痛の夢や産後の夢を見ていました。
出産についてずっと考えているからかそれともペルたんが見せているのか。

そんなことを言っても
いざ陣痛が来たら果たして自分がどうなってしまうのか予想がつきません。
楽しみなような恐ろしいような・・・
なんて考えている最中におしるしがありました!
ペルたんとのかけ合いのように徐々に進んでっている出産までのカウントダウン。
実はこっそりペルたんと2人で相談していた「生まれてくる日」もあるのですが
はてさてどうなることやら・・・
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実際に陣痛スイッチは胎児側のタイミングで押されると聞いたことがあります。
ママのタイミングと、胎児のタイミングが合った時に始まるのか
それとも胎児の性格によるタイミングの差か
ママがあまりグズグズしてると業を煮やしてボンッと押してくるかもしれないですが
すごく不思議ですよね。
胎児とママの初めての大きな共同作業「出産」に向けて
きっとドキドキしているのはママだけではないはずです。
どうせドキドキするのなら、2人で一緒にドキドキしちゃえ♪

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◆このお話は、私の妊娠中の時感じていたお腹の中の胎児「ペルたん」とのやり取りを綴っています。
よろしければプロローグからお読みくださいませ◆

