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16/10/20

"コスト”と呼ばれていた私が社長になった④

Image by Olia Gozha

私が”コスト”と


呼ばれていた頃の続きです




毎朝朝礼は


鬼十則を唱えて


1日が始まるのである



1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。




2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。




3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。




4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。




5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。




6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。




7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。




8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。




9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。




10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。




最後に、一人一人


社長に向かい


今日のノルマを大声で唱える!




新しい事業部に入ってから


Nさんと一緒に代理店周り




まずは顔を覚えていただく為に


代理店の方とコミュニケーションをとる




代理店と言っても


個人事業主や代表取締役の方ばかり




社長、会長という肩書きだと


こちらはハハァー!と身構えてしまうのですが


今思うと社長なんて誰でもなれるし


大したことではないと思う




1週間が経った頃


自分の担当代理店が決まり


1人で任されることになる




代理店の社長さんからお客さんを紹介していただき


一緒に営業を回る




代理店の担当者は色々な方がいて


お金で動いている人もいれば


信用、信頼で働いている人もいる




それに、代理店は


花屋、テレアポ、携帯SHOP、金の売買売買


ハンコ屋、電光工業、美容院、歯医者等々




色々な分野の社長さんと


仕事をすることになった




私は今までこの会社で


ずっと使えないコストと呼ばれていたので


仕事が純粋に楽しかった




また、


会社では褒められたこと等なかったのに


代理店の方から褒められた事が


何よりも嬉しかった




代理店の方に紹介していただいた取引先に


同行し、1件1件丁寧に商品説明をして


着実に成長していった




代理店の方もやる気が出てきて


こちらも毎日アポが入り


忙しくなってきた




振り返ると


私は本当にたまたまタイミングが良かったと思う




私が会社を辞めるタイミングがずれていたら


異動になることもなく、会社をやめていっただろう




実際ITが出来るという事で


代理店事業部に配属されたが


結局の所、あまり意味がなかった




そもそもIT事業部というものがあるので


なんかあったらその部署に任していた




運も実力のうちと言いますが


入ったらこっちのもの




私は営業に向いているのかもしれないと


思い始めてきた




自分への自信が生まれ


会社へ行くのが楽しくなってきた




社内では


1日1件取れるかどうかというレベルに対し




今では代理店の紹介で


1日30件を取り


堂々と社長に胸を張って


報告できるようになりました




会社に戻る時は


必ず、社長の机まで向かい




私「本日は0件です。」


(大声で言わなければいけない)


社長「バカヤロー死ぬ気でやれ!」




と、喝を入れていただいてたのだが


今では




私「本日40件刈り取ってきました!」


社長「おー!おめでとう!!!!」


社員一同「ざわざわ・・・40件?・・・」




こんな感じで


一気に社内で噂になり


昇格した




もちろん


給料も跳ね上がり


20万だった給料も30万になる




さらにはインセンティブが入り


2ヶ月分の給料を手にする




テレアポ時代は


同僚に先を越されていた




テレアポ時代は


年下の上司にこき使われていた




あの悔しい思い出も


全て報われたと感じました

ここが私の全盛期でした



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