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16/10/16

とりあえず パニック障害になるまで(6)

Image by Olia Gozha

 離婚を決意し帰国してみると

帰国は子供が小学校一年 暑い夏だった

妻の様子がおかしい 夏なのにマスクして咳が止まらない

本人は遺伝の喘息だからと言って 病院に行くことを了承しなかったが

とりあえず 病院に強引に連れて行った

内科から外科に回され検査を受けて 妻と一緒に診査室に呼ばれた

「乳がんです ステージ4です リンパにも転移してます 外科的な手術は不可能 延命治療しかありません」

本当に 頭が真っ白 ”余命は” とか よくテレビとかメディアでやり取りがあるもんなんだろうけど

言葉が何も出なかった 

両方の肺に水が溜まっているから それを取り除くため そのまま入院

帰国して3日目の事だった 帰任休暇の最中 まだ台湾から荷物も届いていない状態だった

「我はどうすれば」 「どうしよう」 そんな事しか頭が回らない

帰宅後 ネットで色々調べた ステージ4とは 乳がんって英語で何って言うのか

延命治療ってなに 

こんなときどうすればいいの 

どこかにハウトゥー本ないかな

子供たちと食事し 飲酒するしかなかった

この時 ほんとにボーとして 何にも考えられなかった

子供は小学生 一人は障害児 

妻は乳がん ステージ4 余命?年

結局 妻が入院していた3日間 考えたけど どうしていいか結論も出なかった

帰任休暇も終わり 会社に出社するが 特にすることもなく 余計に個人的なことを考えていた

家に帰ると 妻が肺に貯まった水を抜いた為か 少し動けるようになり 食事を作っていた

黙って酒を造りテーブルに着くと 妻が黙って座り「こんな体になってしまってごめんね」

我は何も言えなかった ただ体を寄せて 「大丈夫だから」 これが精いっぱいだった

もう、離婚しようなんてとても言える状態になれなかった

妻の病気、子供の障害 ・・・逃げ出したいなって考えられなかった








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