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16/10/15

持ち金4万円で渡米してニューヨークの大学卒業&現地で起業した話--page.2

Image by Olia Gozha

話しかけようにも何を話していいやらわからなかった代表はひとまず空港のベンチに座り英文を作成していた。内容は『お金がほんのちょっとしかないんだけど、どこか泊まりたい。安宿教えてください。』だったらしい。

こんな英語力の男が現在では普通に英語で商談をするから、慣れというのは凄いと思う。


そして代表は英文を書き上げ(2行)、空港のタクシー乗り場で優しそうな空港職員と思わしき白人男性に話しかけた。


代表「Hello, I need cheap hotel, I don't have much money!」

空港職員「OK! which area would you like to stay? Times Square, Downtown, etc..(おそらくこのような事を言っていたらしい)」

代表「Cheap! Number.1 cheap!」

空港職員「OK, you mean the lowest price room, are you going to Manhattan?(おそらくこのような事を言っていたらしい)」

代表「Yes, Yes!」

空港職員「OK, so this hotel is good?(おそらくこのような事を言っていたらしい)」

代表「Yes, Yes, Yes!(大興奮)」



空港職員が案内するままに代表は安宿と思われるホテルを承諾した。

あまりにもあっさり決断した理由は、英語がよくわからなかったからどうでもよくなったらしい。

そしてタイミングよく空港と安宿を往復する無料バスがきていた為、それに乗り込むことにした代表。


バスに乗り込む際に親切な空港職員は代表を気遣ってくれたらしい。

気をつけろよ、と肩をポンポン叩かれ、ついでに尻を2-3揉みしてくれたらしい。当時を振り返り、心細い時に優しくされると抱かれても良いと思ってしまうのは本当だと語った代表。




そしてようやく例の安宿とやらに到着すると、代表を待ち受けていたのは別に安宿とも言えないレベルの料金設定の宿だった。


一泊$100だったので、$100=100円だったとしても一万円。

持ち金四万であれば普通は踵を返すところだが、さすがは馬鹿である。普通に3泊でチェックインしたらしい。


半ばヤケクソになりつつ、代表の記念すべきニューヨーク留学1日目は無事に宿のベッドの上で終了した。そして翌日、この事が原因で代表は激しく後悔することになる。


つづく

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