「UCガンダム（ユニコーン・ガンダム）」
というアニメの物語の中で、主人公が
乗るユニコーン・ガンダムが、
主人公の成長とともに、その形態を
変えていき、
…最後の最後には”結晶化”する…
その進化を心理学、スピリチュアルに
沿って考えてみるというお話の、
第二弾です。
先回の「ユニコーン・モード」、
「デストロイ・モード」からの続きです。
UCガンダムの話が進展する中、主人公は
当初は翻弄され、自分のしたことに恐怖
していた、「デストロイ・モード」という、
…ある意味、人間性が無くなりケモノ化する
代わりに、秘めていた力を得る形態を、
だんだんと使いこなすようになって行きます。
このモードを、「自己制御された
デストロイ・モード」とします。
☆
ケモノ化…動物脳に支配されず、
理性で飼いならし、その秘めた凄まじい力
を”活用”して、破壊、殲滅行為から、
…誰かを喜ばせる、守る、
助ける…といった、私達の本質に迫る
行動に変わっていきます。
自己中心的な行動から、他利を重視した
行動に変わりながら、
その成果から、自分の役割への誇り、
自他共認め合う、許される事を
体験する中で、
マズローの欲求５段階説で言う、
社会的欲求（所属と愛の欲求）や
…尊厳的欲求（承認欲求）の段階に
進んでいきます。
それに従い、自尊心レベルも、
高まります。
☆
そして「デストロイ・モード」を
完全に制御した主人公は、
やがて、「覚醒モード」に至ります。
そのきっかけは、自分の大事にしたい
存在…仲間が乗った、
…推力が落ちて、敵の待つ、地球へ
重力に惹かれて落ちていく宇宙船を、
宇宙へ引き上げようと、
宇宙にいる仲間が打ち上げたケーブル
を宇宙船につなげようとした時、
ケーブルの長さ不足のために、
落下しようとする宇宙船とケーブルの
間で引き裂かれそうになった時でした。
自分の持っている力を最大限に
出し切った後、
それでも、引き上げたいと願った時に、
…殉職していったかつての仲間が
自分を支え、応援してくれていると
知った時に
霊的につながり、心身ともに委ねた時、
機体の発光色が赤から柔らかな緑色に
変わり、結果的に「奇跡」を起こす
のでした。
☆
これは、ことわざで言えば、
「人事を尽くして天命を待つ」…
でしょうか。
…自分の全力をかけて努力をしたら、
その後は静かに天命に任せる…
…事の成否は人知を越えたところに
あるのだから、そんな結果になろうとも
悔いはないという心境だといえます。
マズローの欲求５段階説では、
「自己実現」「自己超越」の
段階。頂点です。
＜まとめ＞
☆
…続きます。
