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16/9/26

自分を「No.1、100%」認定できるまで

Image by Olia Gozha

ライター、コラムニストとしてのつまずきを経験して、私は「経営者」としての自分をおざなりにしていたことに気づいた。雇われライターの感覚はいったん忘れ、経営者として「お客様の役に立つ文章・情報などを、お客様に向けて販売する」という商売の基本に立ち返ることにした。


私がNo.1になれることは?


「経営者として成功する」ための手段として

○○No.1 という肩書をつけてしまう

という方法がある。No.1という言葉は、お客様の心をつかむフレーズでもあるし、メディアからも注目されやすいのだ。


ただし、既存の競争でNo.1になることは非常に難しい。私にとって一番身近な競争は、ディンギーヨットによるレースだけれど(大阪北港ディンギークラブ所属)、並み居るベテランの方々を押しのけて1位を取れることなど現時点ではありえない。


何か、No.1になれることはないか?

数日の間、考え続けた。


その日は10時終業だった


ある日、病院の予約が10:30だったので、それまでに一仕事終えて納品を済ませ、病院に出かける支度をした。

田舎町ゆえに徒歩30分かけて病院へ向かう、その道すがら気づいたのだ。


私は1か月に5~10日も通院している分、仕事は早朝から取り掛かり短時間で効率よく仕上げる習慣がついている。今日だって、10時には終業して、あとはプライベートタイムだ。


そして、病院で診察を待つ間は資格試験の勉強をしたり、本を読んだりできるし、終業後には様々な勉強やセミナーへの参加、新しい仕事の企画、日常生活をより気持ちよく送るための料理や掃除の仕方を工夫するなど、自己研鑽の時間を使っている。


この2つは、私にとって「No.1」と言ってもいいことではないだろうか?


もし、健康状態がもっと良い人や、子育て・介護などの事情があって

「短時間で仕事を終わらせ、家族との時間を少しでも多くとりたい」

「趣味に時間を割きたい」

と思っている人がいるなら、私の時間の使い方を参考にしてもらえるのではないか?


こうして私は「終業時刻の早さNo.1」「自己研鑽にかける時間の長さNo.1」というキャッチフレーズを自分につけることにした。


3つめのキャッチフレーズはすぐ見つかった


私は日本人なので、「3」という数字に、なんとなく意識がいってしまう。

キャッチフレーズが2つというのは、なんだか中途半端なので、もう1つ何かないだろうかと考えた。


この点はすぐ解決した。

私は、病気になりたくてなったわけではないし、お金を払ってくれない取引先を好んで選んだわけではない。それでも思わぬ病気になったときや、お金を払ってもらえなかったとき、何としてでも復活してきたという自信だけはある。


きっとこれからも復活できるだろう。


No.1の私が目指すこと


今の私には、資金力がなく「何かを仕入れて売る」という商売のやり方はできない。

売るものがあるとしたら、自分のスキルや、これまで蓄積してきたノウハウ、経験、撮りためた写真……、そういうものになる。


そして、ITが発達した現代だからこそ、できる「売り方」がある。

出版社、編集プロダクション、あるいはWeb制作会社を通さなくても、自分の書いた文章を売ることはできるし、書店に行くより気軽に購入できると喜んでくれる人もいる。セミナーに行く時間はとれないけれど、メール相談なら好きな時間にできると、私を選んでくれる人も。


私の「終業時刻の早さNo.1」「自己研鑽にかける時間の長さNo.1」「挫折からの復活率100%」は、必要に迫られて実践せざるを得なかったことだけれど、それを実践するためのノウハウを伝えることで、「今の生活を変えたい」と思っている誰かの役に立ちたいと思う。




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Image by Jukka Aalho

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