top of page

16/9/4

父と母が離婚した時の話

Image by Olia Gozha

ルーチンワークのごとく、女が出来て消息不明となった父。私が専門学校の2年生の時だった。

彼氏が出来ると、真っ先に「妊娠するな!」とデリカシーのない母に対し、彼のことを手紙で書いて伝えた。

でも、学生の分際で彼氏なんてと吐き捨てられた。

そんな私は反抗して、一人暮らしをしていた彼のアパートに入り浸り、家に帰らない日々が続いていた。

彼のアパートに向かって帰ってある日。


アパート近くに父の姿があった。


父「お母さんが心配してるぞ」

私「はっ!?」

と言って彼のアパートに入った。


彼のアパートがなんで知られたのか

なぜ父が来るのか

訳わからない。

そもそも、心配してるのは母であって

やりたいことヤリまくりの父の言葉は

私には何も響くどころか、怒りさえ覚えた。


お前にそんなこと言われる筋合いないって。


私が専門学校を卒業する頃には

消息不明となった父。

私も弟も社会人になる年に

母は離婚に向けて動きはじめていた。


興信所を使って、父の潜伏場所を探させていた。

←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

急に旦那が死ぬことになった!その時の私の心情と行動のまとめ1(発生事実・前編)

暗い話ですいません。最初に謝っておきます。暗い話です。嫌な話です。ですが死は誰にでも訪れ、それはどのタイミングでやってくるのかわかりません。...

忘れられない授業の話(1)

概要小4の時に起こった授業の一場面の話です。自分が正しいと思ったとき、その自信を保つことの難しさと、重要さ、そして「正しい」事以外に人間はど...

~リストラの舞台裏~ 「私はこれで、部下を辞めさせました」 1

2008年秋。当時わたしは、部門のマネージャーという重責を担っていた。部門に在籍しているのは、正社員・契約社員を含めて約200名。全社員で1...

強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話

学校よりもクリエイティブな1日にできるなら無理に行かなくても良い。その後、本当に学校に行かなくなり大検制度を使って京大に放り込まれた3兄弟は...

テック系ギークはデザイン女子と結婚すべき論

「40代の既婚率は20%以下です。これは問題だ。」というのが新卒で就職した大手SI屋さんの人事部長の言葉です。初めての事業報告会で、4000...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

bottom of page