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16/8/26

友達が0人になった後、自分の生きる道が見つかった話 第一話

Image by Olia Gozha

 

中学時代、友達が誰も居なくなった事があった。


正確に言うと、それまで友達だった人間達との交流が、完全に途絶えた。


原因は私だった。


それまでの私は、友達だった仲間の短所をネタにし、笑い話にする様な人間だった。


最初はみんな寛大にそのキャラクターを受け入れてくれていたが


調子に乗った私は、次第に態度を増長させ、只のKY野郎になり、


全員から総スカンを食らった。


そこへクラス替えも加わり、私の悪評は全クラスに行き渡り、


本当に誰からも相手にされなくなってしまった。


全くの自業自得だった。




最も辛かったのは朝だ。


学校の朝というのは、大概みんな楽しそうに友達と喋って過ごしている。


私はその中で一人何をするわけでもなく


みんなの中で浮いた「異物」として授業の開始を待たなけれはならなかった。


多くの人は忘れていると思われるが、学校という場所は想像以上に閉鎖的である。


逆らえず、逃げられず、変えられない場所である。


1年生の4月に「う○こ」と仇名をつけられれば、卒業まで「うん○」と呼ばれ続けるのである。


当時は、本気で自分の人生は「終わった」と思っていた。


皆が楽しそうにしている分、自分の孤独が辛かった。




ある日、サッカー部員の数名が、私の方を見ながらニヤニヤ話をしていた。


私の中で、運動部の人間というのはタダでさえ苦手だった。


運動ができるという事は、その時点で自分より人として優れていると、無条件で思い込んでいた。


その時も、そのの優れた人間達が私を見て笑っているのだから、


どうせ陰口なのだろうと思い、目を合わせない様にしていた。


そこへ、その中の一人のサッカー部員が話しかけてきた。




サッカー部A「お前、額になにかついてるぞwww。」

「・・・・・・・・」



私の額には、一日中突っ伏していたおかげで、ブレザーのボタンの跡がくっきりとついていた。


よほど滑稽だったのだろう。彼らはしばらくの間笑っていた。


すると、別の一人がこんな事を言い出した。



サッカー部B「お前いつも寝ててヒマなんだろ?ジュース買って来てよ。」

「「・・・・・・!?」」


要するにパシリである。


頼まれた品物は今でも憶えている。


50円のコロッケ3つに、白葡萄ジュースを1つ、午後テ○ーストレート1本…である。


余りにも久しぶりに学校で会話をしたので、最初に感じたのは「戸惑い」だった。


しかし、私は考えた。


このまま誰とも会話をせず、殻を閉じたまま


自分は生きていきたいのだろうか?


否。


たとえパシリでも、彼らは私を必要としてくれたのだ。


その気持ちには応えたい。


彼らが差し出す小銭を受け取り、私は校舎の橋に存在する学食を目指し、走り出した。


プライドを全て捨て、ただ、自分に与えられた役割を果たす事だけを考えて走った。


3次限の始まりまであ、あと7分という時間だった。


そしてこの瞬間から、


私の人生は大きく変わったのだ。



(二話へ続きます)



「」


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