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16/7/30

母がアルコール依存症だと気づいてから10日間地獄を見た話。8日目。

Image by Olia Gozha

回復の兆し


今朝も借金のことを口にしていた母。

悲しいかな、もうルーティーンだからしょうがない。


しかし昨日までと決定的に違うのは、

計算が出来るようになっていた。


数日前から考えると、想像もできない。

おそらく毎日きちんと飲ませていたビタミンの薬が功を奏した。


思い切って精神科に連れて行って良かった。

医師に言われる通りに薬を飲んでて良かった。

占い師のようだった医師を信じて良かったと思えた。



後で詳しく調べたところ、

アルコール依存症は心の病気で、

通院すべきは精神科だと。


初めから知っていればもっと早く連れて行けたのに…。

救急で説教されたのも、納得した。


それにしてもあの時の救急の医師も、精神科に診せてと

一言教えてくれても良かったんじゃ無いの?と

説教された医師への私の怒りは根深かった。



いらない荷物にウン千円


電車で1時間かかるところにそのロッカーはあった。

超過料金を払う。

一万円まではいかなかったがそれなりの額だった。


母が家に突然来た日、わけがわからない状態だったのに

無理やり帰らせた自分の責任も感じていたので、

ウン千円は安いものかもしれない。


どでかい紙袋には着替えしか入ってないので実際は軽いのだが

私の気持ちはどんより重かった。

何よりもこの紙袋を見ただけで初日のことを思い出して泣いてしまう。

どこかに捨てて帰りたかった。



明日、宴会入った


耳を疑った。

祖母が宴会の予約を受けた、と。

しかも割と母と親しい人からの予約だった。


まだ回復の途中なのに誰が宴会の面倒見るんだ?

と呆れたが、収入を得なければ借金も返せない。

悪循環だった。


私は祖母を責めた。


祖母一人で準備から片付けやってくれたら文句は無いが、

祖母は料理しかしないので、準備、片付けは必然的に我々に回ってくる。


そして何よりも

母がお酒を飲める環境に恵まれてしまう

母にとっては絶好のチャンス。

私にとってはなんとでも阻止したい。


お酒との一進一退な戦いの幕開けである

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