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13/5/3

スペインに留学すると言ってとある離島に1年間住んだ話 到着直後

Image by Olia Gozha

突然のぼっち

 留学先が決定した1週間後…

既に僕は成田空港を旅立ってマドリードについていました。


現地スタッフ「あなた、明日の出発は朝の5時だから気をつけてね!(この時既に夜の8時)」

「え、え、え…?(英語なのでなんとなくしかわからない)」

 とりあえず、朝の5時にマドリードの宿泊先を出ないと行けないということらしい。だから寝ること無く朝5時に指定の場所に集合した。

そして、他の現地スタッフの方々に連れられて早朝の空港へ…


現地のスタッフ「しょう!こっちに来て、こっちに来て!」

「え、何。ついていけばいいの…?(今度はスペイン語なのでよくわからない)」


他の人とは離されて航空カウンターに連れて行かれる僕。

(ちなみに言語能力は英語もスペイン語もちょぼちょぼな状態だったので少しわかるくらい)

スタッフさんが空港職員さんと話をして航空券をもらっていた。


現地のスタッフ「しょう。いいかい。今からこれを持ってあのゲートを入るんだ。そして、この番号のところから飛行機にのるんだよ。」

「え、チョット待って?」

現地のスタッフ「ん?わからないかい?もう一度説明しようか?」

「いやいや。僕だけなの?」

現地のスタッフ「そうなんだよ。みんなこれから違う島(カナリア諸島は7つ島がある)に行くんだ。この島に行くのは君一人だからね。」

「はぁぁあああ!?!?!?!?」

現地のスタッフ「大丈夫。向こうにはホストマザーが迎えに来てくれているから! あとこの飛行機一日一本しかないから気をつけてね!」


いったい何が大丈夫なのだろうか。



言葉もろくに喋れない白いメガネをかけた不思議なアジア人は早々からほっぽり投げられてしまった。

その後覚えていることといえばは当時2部だったラージョ・バジェカーノの選手が遠征に行くタイミングだったのですげーと思って見ていたことと、時間になってもゲートが開かずなんでだろうと思って売店のおばさんに聞きに行ったら突然変更になっていたということに戸惑ったくらい。

(ラージョ・バジェカーノがわからない人はググってくださいね!)

ちなみにゲートはこんな感じ。


とりあえず、頑張って飛行機までたどり着くことができました。


「意外となんとかなってしまった…」


まさかのリゾート地


 さてさて、無事飛行機に乗って3時間。

La Palma島に着きました!


なんとも言えない田舎な雰囲気。

飛行場もあまり大きくなく、黄色塗りの小さな建物で飛行機までは徒歩で移動でした。(写真がなくてごめんなさい)

ゲートを出たらすぐにホストマザーらしき姿の方が…。



ホストマザー「あなたが、しょうね?」

「そうです!よろしくお願いします!」

ホストブラザー「宜しくな。」

忘れていましたが家族構成は、母さん、父さん、兄さん、弟、妹というなんとも大家族に僕は行くことになりました。

家は空港からかなり遠く、島の反対側でした。


ホストマザー「ほら、家が近くなってきたわよ」

そこに広がっていたのはまさしくリゾート地というべき場所でした。

確かに、父さんの職業が農家とは書いてあったけれどもまさかバナナ農園だとは思ってもいませんでした。

ここで一年間生活するのかと思うとワクワクが止まりませんでした。

この後、2週間くらい怒涛の振り回しが来ることも知らずに…



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