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16/7/25

続編:海外初心者の私がフィリピン留学に来て40万詐欺に合い、しまいには犯人逮捕の為の囮捜査に巻き込まれた話

Image by Olia Gozha

警察編書かせて頂きます。


前編読んでくださり、アクションしてくれたみなさんありがとうございます。

あのあとの警察編書かせて頂きます。


一晩明けて、冷静になった私。

(ちなみに一睡もできず、何も喉を通らなかった夜でした。)


とりあえず学校の先生に報告。


当たり前になぜそうなったか怒られ、私自身もかなり自分をばかだと責めました。


とりあえず、学校が対応を決めてる間たまたま同じビルに日本領事館あったため、行ってきました。


領事館スタッフの日本人おじさまが対応してくれ、安堵したのかそこで初めて号泣。


「トランプ詐欺ってのは有名なんだからね、これ読んで」


HP記載のトランプ詐欺についての詳細を渡される。


かなりアジア諸国では有名な話みたいですね…


「今からカード会社に電話して聞いてみたら、たぶん止めれるから」


その発想はなかったので、本当に領事館行ってよかったです。


カード会社にこのあと電話し、無事にお金は支払わず止まりそうです。。


そのあと、学校に戻りフィリピン人スタッフと一緒にサントニーニョチャーチ近くの警察へ。

(彼女が日本語少しできるため、かなり警察と色々と交渉してくれました。)


警察に着いた私は、とりあえず昨日の出来事を報告。


当たり前にまたなんでそうなったか怒られる。


「日本人は狙われやすいのに、どうして一人で行動するんだ」


「韓国人はいつもグループでいるのに」


(た、確かに。。と思いつつ、本当にばかだったと反省。)


ただこちらの警察暇なのか、狭い交番の中に7人くらい待機な上に、英語で一斉にみんなが


話かけてきて、聖徳太子でも聞き取れないレベル。


とにかくなぜか7人に同じ話を何回もすることに。


「キムとの連絡はまだ取れるのか」


「まだ取れます。向こうは今日は会えないから来週会おうと送ってきました」


「それなら来週囮捜査だ」


(ん?囮捜査?いやいや、もう私会いたくない…)


「とにかく連絡を取り続けてくれ」


「は、はあ、わかりました。」


とりあえず、police report を発行するのに証書が必要なので、隣の市役所的な建物で


20ペソくらい支払いまして、証書をもらいました。


これでようやくもらえるかと思ったら、、


「来週の木曜日また来て〜!」


「1週間もかかるんですか?」


「こんだけ他にもあるんだから、かかるよ」

(他の案件たくさんたまってる資料見せられる。)


「わ、わかりました。」

(今日はいくら待っても無理とのことで戻ることを決意。)



「それに来週来たら、一緒にキムを捕まえよう」


なぜか警察ノリノリでやる気に満ち溢れていますが、私は真逆でテンションガタ落ちでした。


この時点ですでに午前いっぱいかかりました。


一旦帰宅して、翌週再び警察へ。


9時に来てと言われたので、9時過ぎに着き


「police reportもらいにきました」


「うん?まだこれからだよ〜。とりあえず朝ごはんでも食べてきたら?」


「いやいや、お腹空いてないし、9時に来いって言ったよね」


「そうだっけ?まあまあそんな焦らずにね。これから作るから〜」


(ゆ、ゆるすぎる、さすが海外。)


もうここはしょうがないので、待機すること3時間。


キムとは連絡を取り続けていて、今度は手術だのなんだので金が必要とひたすら送ってくる。


それを警察に見せると、


「これはチャンスだ!お金を持っていくフリをして会おう!」


「いやいや、私行かなくても囮捜査ならできるよね」


「君が行ってお金を渡してるところじゃないと、現行犯逮捕できない!」


「君の協力が必要なんだ!


(で、でももう私二度と会いたくない。。)


とにかく警察は好奇心かみんなワクワクしている。


もうここはしょうがないと折れ、囮捜査に協力することに。


実際に被害に遭ったモールへ。


初めてパトカーに乗り、さらに緊張。


キムとの会話では、


「今からモールにいくから」


「着いたらまずATM行ってお金を降ろしてね」


「わかったよ」


まあ、実際にはお金は持ってないので、外側だけ本物のお金を包んで、内側は紙で札束に


見えるよう警察が細工。


こんな新聞紙を包むあたりも海外クオリティ。


モールに着いてからは、ATMに一人、前に歩く人一人、後ろに一人、待ち合わせの場所に一人。


それぞれの場所に警察が待機していました。


まさに踊る大捜査線並みでさらに心臓爆発しそう。


間隔開けて、警察は座っているし、本当に来たらどうしようと情緒不安定に…


「着いたけど、キムはどこにいる?」


「おばあちゃんのお見舞いで今日突然行けなくなったの」

(な、なんと。最初からそのつもりだったか…)


「今から口座を送るから、ここに振り込んで」


「振り込みはやり方わからないし、できないよ」


「係りの人に聞いてやって」


元々会う気もないキムは、振り込めの一点張り。


一方こちらも振り込めないと対抗。


「わかったわ。夜にサイモンの使いが取りに行くから」


ホテルに会いに来るとのこと。とりあえず囮捜査は一旦中止。


夜まで私は疲れて寝てる設定に。


その間ホテルに本当に来た場合の作戦会議。


一旦交番戻り、無事にpolice reportをもらいました。


もう私の任務は終了したので、ぶっちゃけ夜キム来なくていいし、会いたくないと言ったが警察は


「これがラストチャンスだ」


「は、はあ」


「とにかくホテルに戻って、一旦待機して」


「わかりました」


8時に警察がホテルに来るのでそれまで部屋待機とのこと。


ただこの間に、キムから20件の鬼着信。


「近くにサイモンの使いいるから、今きて」


鬼メッセージが…


警察にすぐ相談。


「寝たふりして返事しなくていいよ」


「わかりました」


ただ着信止まらないし、メールもさらにくる。


「結局今日はもう会えない」


キムから来て、終了。


そして遅れること8時半ごろに警察到着。


もう色々と警察のルーズさに驚くし、連絡先交換した警察からは


「海に行こう !飲みに行こう!」


お誘いの嵐。日本だったらありえないこのちゃらさ。


本当に経験できないことを経験しました。


ただ色々と調べたら警察も裏で繋がってたり、薬やっている人からお金もらって内緒にしておくとか。


フィリピンの大統領変わって、厳しくなるとのことですがまだまだ治安は変わらないです。


とにかく本当に疲れた約1週間でした。


このあともセブライフ綴ります。

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