ハッピーエンドは人それぞれだ。ーワンス・アポン・ア・タイム4 ルンペルシュテルツキンのセリフよりー


物心ついたころから、童話や絵本が大好きだった。共働きの両親、祖父母も働く自営業で、両親や祖父母が仕事が終わるまで事務所の和室で本を読んだり、事務員さんと過ごしてきた。
小さい頃、悪役が可哀想で泣いてしまったこともある。悪役は、相手が嫌がることばかりするし、ヒーローはいつだって読者の希望に応えていた。
ワンス・アポン・ア・タイムを1からみていて、衝撃だったのは、悪役の悪い女王も闇の王も、心の弱さや自分だけの不遇に嘆いていて、怒りが外側に向かって発信していた。
ヒーローへ。
いつだってハッピーエンドになる、ヒーローへ。

これは、私達にも言えると思う。
ママ友しかり、友達しかり。
ストーカーやイジメの根底もこれなんじゃないかなと思う。
誰もがハッピーエンドになりたい。
それは、当たり前の感情。
そして「自分が幸せなら、意地悪をしなくなる」ということ。
ここかポイントで。
意地悪している人は、認めたくないだろうけど、ハッピーエンド、いや、幸せになれてないってことなんだと思う。
そして困ったことに
「ハッピーエンドは、みんな違う」
「何に幸せを感じるかは、みんな違う」ということを、踏まえた上で。
経済力に幸せを感じる人、海外旅行に幸せを感じる人、子どもを妊娠、出産することに幸せを感じる人。家族や友達と過ごす時間、心が満たされていれば、人はハッピーエンドになっていれば・・・。
ただ難しいのは
自分のハッピーエンドが人のバットエンドのときもあると思う。
自分がバットエンドばかりだと、幸せそうな人を妬みたくなると思う。
※2②を押す
私も失恋が続いたときに、
私の高校時代の友人は、
「必ず自分の順番が回ってくるから信じて待とう」と言ったのだ。
ハッとした。
彼女は、いつも愛されていて、慎重に彼氏を選ぶので、彼氏とも長続きするし、失恋しても自分で心の整理をしてあたりにわめき散らしたりもせず、とても聡明な女性だった。
自分の悲しみを、怒りを静かに鎮静化させて、未来へ進めば、彼女のように私も自分が幸せになる順番が回ってくるのかもしれない。
そう思って、彼女との約束を守り続けて、今がある。
私のハッピーエンドは
私が心を落ち着かせた瞬間にまさに訪れた。

ハッピーエンドは、人それぞれだ。
そのとおりだ。
第3者からみて、相手の幸せをあれこれいう人もいる。だけど大事なのは
「本人が幸せかどうか」なのだと。
お金があっても、地位があっても、第3者からみて羨ましいような環境であっても
「本人が幸せじゃなければ、それはハッピーエンドでは、ない」ということでもある。
貴方もぜひ、自分のハッピーエンドは何か、考えて欲しいと思う。
