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16/7/7

『すごい人』と自分は何が違うのか

Image by Olia Gozha

やりたいことがない。人生で漫画とゲームとアニメしか趣味がなかった。サッカーなどのスポーツもやっていたが本当にやりたくてやっていたのではなく、意地だった。スポーツをやめることが恥ずかしかった。本当にやりたかったものをやらずにいたことがどれだけ無意味だったのか。


大学生になってやっと『すごい人』の凄さに気づく。『すごい人』ってのは向上心と好奇心の塊だ。前に読んだ本のタイトルは『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』というタイトルだったけど、まさにそれを体現する存在が『すごい人』だと思う。とある作品に出てくるセリフに、「準備が足らないかもしれない、力が及ばないかもしれない、色々理由をつけて尻込みする奴は一生結果が出せない」というものがある。これもまた、「すぐやる人」が『すごい人』であると考えているからこそ出てきたものだろう。でも9割の人は「すぐやる人」にはなれない。好奇心や向上心はあっても臆病さ(悪い意味での慎重さ)が「すぐやる」を阻害する。


突然だが、自分はこの上なく負けず嫌いだ。自分が劣っていると認めたくない。でも負けず嫌いで臆病だから、すぐ立ち止まる。立ち止まっては違う道を選ぼうとしたり引き返したり。そして自分より先に進んでいる人を見ては苛々しながら言い訳をする。自分を引き止める臆病さを取り払いたい。


どうやったら自分も「すぐやる人」になれるんだろう。自分の臆病さが、すべての人に等しくやってくるチャンスを逃している気がする。そして自分のような人がたくさんいる気がする。「すぐやる人」と自分たちの間に、なんの違いがあるんだろう。


色々悩んでいたが、実際に「すぐやる人」を友人に持ち、感じたことは「環境の違い」だった。「すぐやる人」は環境が違う。「すぐやる人」が近くにいて、引っ張られるようにして「すぐやる」。


じゃあ一番最初に「すぐやる人」はどう生まれたんだ、という話になるかもしれないが、それは才能だったとなってしまうだろう。しかし、「やる」才能がない人間であっても環境があれば「すぐやる人」になることができる。そして『すごい人』になれる。


「やる」才能がない僕たちは、まず環境を見直してみるべきなのかもしれない


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