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16/6/23

いじめはどうすれば解決するのか。平日昼間に考える

Image by Olia Gozha


先日、押入れを整理していたら大河内清輝君くんの自殺事件について書いた本が出てきて、整理を中断してガッツリと読み込んでしまいました。いじめのニュースは定期的に流れては世間で議論されています。学校は教育の場であると共に、社会問題発露の場でもあるということでしょう。

子ども電話SOSダイヤルなどへのいじめの相談は昔から無くならず、平成になってネットが発達してネットいじめなるものが登場してからはむしろ減るどころか増える一方だとか。(少子化で子どもの数は減っているはずなのに!)


よく、ワイドショーや週刊誌、ニュースでは「最近の子どもの事件は凶悪化している」という言説が見られますが、むしろ調べると昭和の方がいじめ事件の凄惨さでいえば上を行っていたそうです。学校の先生は児童・生徒のコミュニティの把握まではできても、そこで起きている人間関係によるトラブルややり取りまでは詳細には把握できていません。


なのでイジメ対策に指導が必要といっても、結局当たり障りのない「自分がされてイヤなことは人にはしないようにしましょう」とか「命は大切にしましょう」といったことしか言えないそうです。現場はこのようにどうすればいいか手をこまねいています。それを知らずにニュースなどの受け売りで現場の先生を批判するのはちょっと可哀想な気もします。

先生だって他に仕事業務があるんだし、授業後は部活の指導もあります。必要なのは人的リソースや時間ではないでしょうか。


最近はイジメ問題もネット上で行われることが出てきて、中にはいじめている様子がyoutubeなどの動画サイトに投稿されて2チャンネルのまとめサイトに転載されて大きな波紋を呼ぶこともあるそうです。こう書くとナーバスになりますが、一方でいじめから解放された体験談なんかもあるようなので、ネットは悪いことばかりではないようです。


児童・生徒によるいじめは断じて許されるものではありません。大人がきちんと指導をして情報を共有すると共に、人権意識をしっかり持って仕事の一環としてではなく、人の成長のために取り組む姿勢が大切だと思います。

そして場合によってはどうすればいいか法律も含めた包括的な議論が欠かせないのかもしれません。

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