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16/6/17

17才でバセドウ病になった女子高生は、24才になり、「甲状腺の病気 市民公開講座」に出席!

Image by Olia Gozha

2009年 大阪・伊丹から岩手へ

地域的に「空港なら関空」なんだけど、目的地の関係で「伊丹空港」から。

東北・賢治の世界へ・・・飛びました・・!




(フジヤマもはっきり見えました!)



飛行機からの景色を楽しみ、文通のお相手、栗原英夫ドクターとの対面にドキドキでした。

ドキドキしているものの、朝が早かったのと、一人でヒマなのとでウトウトしている間に、無事に着陸。


『いわて花巻空港』ではドクターの奥様が「ようこそ!岡森陽子さん!」の看板を掲げてくださっておりました。


着いてしまった!岩手・盛岡に・・

ハロウィンの前日でしたが、もうチラチラ雪が舞っていました!(考えられない・・)


この旅の目的は、「栗原英夫ドクターの診察」「盛岡市内観光」「甲状腺の病気の理解を得る、市民公開講座の出席」のおおきく3つでした。


栗原英夫ドクターの診察を受ける!


甲状腺専門医50年(!)という名医の診察を受けました。

丁寧でわかりやすい説明に、ホッとしました。

久々に感じる安心感・・


だけどここ(岩手)に通院は不可能なので、関西の甲状腺疾患専門病院に紹介状を書いていただきました。

甲状腺の病気は長い目でみることが必要です。


すぐには元気にはならない病気。だけどきちんと治療すると症状は落ち着きます。

そして私は甲状腺疾患専門病院で、「放射線治療」を受けることになるのですが、これはまた別で、じっくり書かせていただきます。


盛岡市内 観光!


「宮沢賢治 記念館」「小岩井牧場」を案内していただきました。

賢治の世界は素敵すぎ、「物語」の中に迷い込んだようで神秘的でした。


幸せすぎて町のレストランは『注文の多い料理店』に見え・・

宿での夜はまるで『銀河鉄道の夜』でした。


この思い出を胸に『雨ニモマケズ』生きていく!と東北の村に誓ったものです。


小岩井牧場では、しぼりたての牛乳で作った(記憶があやしいけど、たしかこんな名前だった)ソフトクリームをいただきました。


東北の地は、大地も空もどこまでも広がっていて、「病気に負けてられない」「いつかこの地に恩返しをしたい」という想いでいっぱいになりました。


甲状腺の病気の理解を得る 市民公開講座に出席

「甲状腺の病気は治せる病気です!」という心強いメッセージをいただきました。


栗原英夫ドクター、伊藤病院(東京の甲状腺疾患専門病院)の杉野公則ドクターのお話しがあり、途中で私が書かせていただいた闘病冊子『負けないーバセドウ病と共に生きるー』の紹介をしていただきました!


アナウンサーさんによる朗読は、素晴らしかったです。

心の財産になりました!


こんな感じで2泊3日の旅は、幕を閉じますが、「岡森陽子のストーリー」はここから幕が上がります。

甲状腺の病気は、(できるかぎり)専門機関で診てもらうのがいい、と痛感しました。


とにかく動いて、そこから考えた。

一冊の医学書との出会いから、「闘病冊子の出版」「岩手・盛岡への旅」そして「関西の甲状腺疾患専門病院へ転院」と、次々と物事は前へ進んでいきました。


これらの事が引き起こされたのは、たった一つの『行動』から、でした。


『図書館で自身の病気の医学書を読み、その著者であるドクターに手紙を送った』

たったこれだけです。


だけど確かに「動き」ました。小さい波だけど。

「考えて、考えて、また考えて。」それでもわからないことってある。


だったら「動いてみよう♪」と。


そんなことを伝えたかったのかな。今日は。


『レモン』 227×158mm  2016


次回は・・・

ついに放射線治療を受けるお話です☆


















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