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16/6/8

いじめも離婚も経験。だけど気づいたら周りから先生と呼ばれていた その3

Image by Olia Gozha


このクラスに通うことを辞めよう。

当時ではまだ珍しい「登校拒否」をする生徒。

田舎なので、全学年を見てもきっとぼくだけ。

すぐに噂も広がる田舎で登校拒否生活がスタートする。


前回からの続き。


と言っらてもすぐに通うのを辞めた訳ではなく、

徐々に足が遠のく。

一時間目で帰る日。

3日に一回登校する。

登校する度に浴びせれる罵声。


「お前だけズルいんだよ」

「何しに来た??」

「この登校拒否やろうが!」


人って何?

友達って何?

対人恐怖症になり、

レジに一人で並んで買い物すらできなくなり、

そしてクラスに通うことができなくなる。


だけど、

クラスに通うことを辞めたが学校に通う日々。

所謂「保健室通学」とでも言いますか、

毎日保健室に通って保健室で勉強をする。


手が空いた先生が代わる代わる勉強を教えに来てくれたり…

中には授業中なのに釣りに連れて行ってくれる先生。

今考えるととても恵まれていたな〜!

と感じます。


だけど、

日を増すごとに保健室通学が苦痛になっていく。


保健室というのは色んな生徒が出入りする。

違う学年の人ならいいが、

極稀に同じクラスのやつも現れる。


「こんな所でなにやってんの?」

それがキッカケで保健室を度々覗きに来る同級生達。


保健室のドアが数センチ開きコチラを覗いている。

「ほら!いただろ??」

そんな言葉が聞こえてくる。


気にしない気にしない。


保健室にいても全然変わらない。

ぼくは一体どうすればいいんだ。

これは自分のわがままなのか?


「いい加減にしろ!!!」


そう一言発し…

保健室の先生の忠告を無視して土砂降りの雨の中、

一人で帰宅する。


もう保健室には通えないな。

どうしようか。


親も荒れていて再婚したけど、

また別居。

そんな状態。

ぼくが原因だったのか?


それから親に連れられ…

隣町の小学校へ。


小さなクラスに色んな学年の生徒が数人。

そこは…

登校拒否生徒を受け入れるクラスのようだ。


親からは「みんないじめられたりしている子しかいないから、みんな大人しい子ばかりだよ」

だけど…

一日目に「どこが大人しい子ばかりなんだ…」

そう思ってしまうほど賑やかなクラス。


同い年の子もいたが、

もう誰も信用出来ない。


当時の記憶は曖昧だけど、

鮮明に覚えているのが二点。


通っていた学校の担任がそのクラスに来た時…

人間が変わったかのように優しかった。


同い年の子が向かいで漢字の勉強をしている時…

「様子」を「さまこ」と読んでいた(笑)


当時は右往左往しておりましたが、

年月が経ったある日…

神が舞い降りたかのような転機が訪れる。


その転機とは???


続く。

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