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16/6/6

指紋と下着泥棒

Image by Olia Gozha

私は、当時地方の出版社で雑誌を作っていた、ほぼ毎日残業で、締め切り前は徹夜でかなりハードな勤務だが、Macがいじれて給料がもらえるので、それなりに楽しかった。

そんな私の息抜きは、仕事帰りにショットバーに寄ることだった。そこはいつも自分が行くと面白いDVDをマスターが選んでくれて、プロジェクターで流してくれた。マスターは映画に詳しく、常に数本のDVDが置いてあり俺の好みも理解してくれて、いつも一本観て、軽く飲んでから家に帰った。多分マスターがレンタル屋から数本借りては返しの、繰り返しをしてるのだろう。そんなある日、自分は深夜遅くと言うよりは明け方近くにショットバーに行くと、女性が多かった、自分がいつも行く時間は、マスターしかいない場合が多かったが、明け方は、夜の仕事が終わった女性が飲みにくるようだ。

その中で知ってる女性もいた、私の作ってるのは夜の雑誌なのだ。

キャバ嬢のユキちゃんが、話しかけてきた、実は家に泥棒が入りゲーム機や下着、お金などが盗まれたらしく、部屋に一人で帰るのが怖いからついてきてほしいという

自分は同情して一緒に付き添うことにした、部屋に行くと水商売の仲間とルームシェアーしてるようで、ベランダを見せられ、ここに下着を干していたなど取られたものを説明し出した。

2Fだがベランダは大人なら簡単によじ登れる構造で、これ簡単に部屋に入れるからやばいんじゃない?

などど話した、警察には連絡したのか?と尋ねるとまだだという、連絡しないの?というとお父さんに聞いてからというので、早い方がいいよとアドバイスした、その場でお父さん電話すると、これからすぐ来るらしく、悪いけど男の人が部屋にいるとお父さん面倒くさいから外で待ってて欲しいというので、近くの橋の上でタバコを吸いながら時間を潰した。

一時間ぐらいしても連絡がないので、自分から電話すると、お父さんはすぐ警察を呼び現在、警察の人が指紋採ってるのでもういい、ありがとうと言われ、追い出され、自分は用無しになった。

そこで、ふと気がついた、あの部屋には俺の指紋がベランダやテレビ、ドアなどにベタベタつきまくってる、幸い前科はないが、すごく損した気分になった。


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