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16/6/5

日本のハワイ 南の離島@東京都

Image by Olia Gozha

東京から1時間45分で「南の離島」。神奈川県の久里浜からだと1時間。これでも立派な離島。

これらの時間は東海汽船のジェットホイルに乗った場合。

それでも東京湾を出てから「クジラ」との衝突を避ける為に減速をしての時間。

大島が目前にあるのに中々近づかないのは中々ストレス。

フェリー、ジェットホイルが発着する港は島に2つ、元町港と岡田港。

通常は元町港に発着するのですが風向きや海の荒れ方次第では岡田港を使用する。


私が行った時は低気圧の余波で海が荒れ島の北側の岡田港に到着。

2時間に満たない時間だが狭い船内に閉じ込められていたので岸壁に降り立つと、強い海風に吹かれたこともあり身が引き締まる。

時間的にはお昼なので船着場の周りをを散策しながら店を探す。

一見居酒屋に見える店があったので入ってみる。

「べっこう寿司」の字が踊る。

白身の魚の刺身を醤油と味醂のタレに漬けたもの。色がつやつやでべっこうの様だということからこの様に呼ばれる様になったとか。

島の青唐辛子が漬けたタレに入っているそうだが、それ程は辛く無く、生ビールと一緒に頂くと丁度良い感じ。幾らでも食べられる。

 

その日の泊まりは「大島温泉ホテル」。

三原山の外輪山の麓に立地。

このホテルにはこの旅の目的の一つ、三原山を望める露天風呂がある。

目の前には一面低木樹が生い茂る森林が広がり、その向こうに三原山の内輪山がそびえ立つ。

山肌は流れ出した溶岩によるものなのか黒々としている。

山頂の所々から白い蒸気が噴き出しているのが、三原山がまだ活動している証。

荒涼とした風景を眺めながら温泉に身を投じるは異次元に陥ったかの感じだ。


夕食は別に頼んだ地魚の刺身の船盛の他、コースのメインは海鮮の椿フォンデュ。

名物の椿油を使ったフォンデュで、串に刺された野菜やエビ、イカ、キスなどの海鮮を椿油の中でしゃぶしゃぶの様にして食べる。

思いの外美味しかったのが「明日葉」。

あっさりとしていて椿油とぴったりの相性で、思わず船盛の刺身のツマになっていたものまで頂く程。

もちろん本体の刺身も新鮮でぷりぷり。特に金目鯛は脂ののりが最高。

これだけでもわざわざ伊豆大島に来た甲斐があるというもの。

 島の観光には路線バスを使うのもいいが、タクシーと交渉すると半日幾らでという風に料金を決めてくれる。時間がない人、色々な所を見て回りたい方にはオススメ。


ちなみに私が回ったのは、地層切断面、火山博物館、リス園、三原山山頂展望台。

人も少なくまったりとした時間がを楽しむも良し。

都心から2時間以内に行ける南の離島、貴方も行ってみませんか?


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