top of page

16/5/28

オバマ大統領の広島訪問のもたらすもの

Image by Olia Gozha

 Mr.President Obama visited Hiroshima yesterday.  It is truethat some say he just wants to leave legacy or he should apologize, but I don'tthink so.  Statistics show that majority of us, Japanese people have thesame feeling.

  昨日、オバマ大統領閣下が広島を訪問されました。ただ、大統領としての遺産を残したいだけだとか、謝罪すべきだと言う人もみえますが、統計を見ても、日本人の大多数はそのように感じておりません。

 

  Because he was the firstpresident who visited Hiroshima, which some American people oppose to.  Weknow that.  When I visited the USS Arizona Memorial, I could not feel easy.

  やはり、国内に反対派をかかえている状態で広島を訪問するにはリスクが伴うわけです。私は真珠湾のアリゾナ記念館を訪問する時、やはり少々居心地が悪かった。

 

  In 1982, I was at Logan junior high school, in Utah as anexchange teacher.  In social studies class, a boy asked me aquestion.  "Mr.Takagi, were they mad at it when atomic bombs weredropped?" 

  1982年に、私はアメリカのユタ州、ローガンにある中学校で教師をしていました。「社会」の時間にある少年が、「原爆が落とされたとき、広島の人は怒った?」との質問を受けました。準備不足のため慌てました。

 

  I was upset because it wascompletely beyond expectations and I was not ready to answer such aquestion.  However it let me think about the question. 

  しかし、その質問を受けて、日本人にとって原爆をど受けとめたらよいのか考えるようになりました。

 

  Two of my uncles werekilled in Leyte island.  Am I angry about it?  My answer is no. That is not just because I was born after the war or my uncles might havekilled Americans.  But my feeling was just like the boy's one in Logan.

  私の二人のオジサンがレイテ島で戦死しています。私は、それに怒っているのか?答えは否定的。それは、なにも自分が戦後生まれだとか、オジサンもアメリカ人を殺したかもしれないからではない。質問をした少年と共通する感覚だろう。

 

  I mean we were born afterthe war, in different countries.  American textbooks tell them it was aright decision to drop the bomb over Hiroshima.  Still that boy felt forpeople who lived there.

  異なる国に生まれ、教科書では原爆投下が正しい選択だと教えられているアメリカとそうでない日本で育ったという違いはある。それでも、その少年は疑念を抱き、私に質問してきた。

 

  Some people say this ishypocrisy because the U.S. has the most nuclear weapons and Japan is under thenuclear umbrella.  That is true.  They say, "Look at theneighbors.  They have dictators and many atomic bombs."

  ただの、偽善という人もいる。アメリカは世界一の核兵器の保有国であり、日本はその傘の下で守られている。彼らは言う。「見ろよ!近隣諸国は独裁国家で、核兵器をこちらに向けているぜ!」

 

  I have a friend inHiroshima.  His father was killed by the atomic bomb and he said "Pa,this is enough, isn't it?"  when the president visitedHiroshima."

  それは、そうだが、アメリカと日本のように条約を結び友好国としてつきあえる人は来ないのだろうか。

 

←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

高校進学を言葉がさっぱりわからない国でしてみたら思ってたよりも遥かに波乱万丈な3年間になった話【その0:プロローグ】

2009年末、当時中学3年生。受験シーズンも真っ只中に差し掛かったというとき、私は父の母国であるスペインに旅立つことを決意しました。理由は語...

paperboy&co.創業記 VOL.1: ペパボ創業からバイアウトまで

12年前、22歳の時に福岡の片田舎で、ペパボことpaperboy&co.を立ち上げた。その時は別に会社を大きくしたいとか全く考えてな...

社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話(1)

※諸説、色々あると思いますが、1平社員の目から見たお話として御覧ください。(2014/8/20 宝島社より書籍化されました!ありがとうござい...

【バカヤン】もし元とび職の不良が世界の名門大学に入学したら・・・こうなった。カルフォルニア大学バークレー校、通称UCバークレーでの「ぼくのやったこと」

初めて警察に捕まったのは13歳の時だった。神奈川県川崎市の宮前警察署に連行され、やたら長い調書をとった。「朝起きたところから捕まるまでの過程...

ハイスクール・ドロップアウト・トラベリング 高校さぼって旅にでた。

旅、前日なんでもない日常のなんでもないある日。寝る前、明日の朝に旅立つことを決めた。高校2年生の梅雨の季節。明日、突然いなくなる。親も先生も...

急に旦那が死ぬことになった!その時の私の心情と行動のまとめ1(発生事実・前編)

暗い話ですいません。最初に謝っておきます。暗い話です。嫌な話です。ですが死は誰にでも訪れ、それはどのタイミングでやってくるのかわかりません。...

bottom of page