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16/4/28

入院を繰り返したメンヘラが自分で商売をはじめてデジタルノマドになった話 (2)

Image by Olia Gozha

さて、アメリカの大学に復学した。単位も着々と取れて卒業は視野に入ったと思いきや…?


さて、父の意向でアメリカの大学に復学。新型の薬のおかげで、口が閉じないとか、手が震えるなどのような症状は劇的に改善した。


このままアメリカの大学を卒業して、順風満帆な道を進むかと思われたが…


大学の4年に入り、ある「応用心理学」に関心を持った。Usenetの関連グループ(掲示板的なもの)に入って、実践している人の投稿を読んだりした。短時間でスキルを習得できたり、コミュニケーションの能力が向上するなど、とても良いことを喧伝している。


創始者のセミナーに出ることにした。この時点で卒業まで1年を切っていた。


大学は西海岸のカリフォルニアだが、セミナーの開催地は東海岸フロリダ。週末飛行機で飛んだ。


…3日間出てみて、結論から言うと、相性が悪かった。創始者の魅せる各スキルは大したものがあったが、あまりにすごくて、メンヘラ上がりである僕のバランスを崩してしまったのだ。


このまま流れで、「監視されている」という妄想や「集中できない」などの症状が出てきて、

当時乗っていた車をどこに停めたか分からくなったり、パニック状態。


そのまま、親戚の助けを借りて帰国した。


日本に戻った後、以前の精神科に再び見てもらった。幸いなことに入院は免れた。

ただ、日本の当時の景気状況もあって就職することは出来ず、派遣会社の単発の翻訳の仕事を

やったりしながら、仕事に就こうと思い探したが、なかなか固定の仕事は見つからなかった。


二度学校を止めたことから、父ももう「復学」とは言わなくなった。父の経営する病院の財務も思わしくなかったのかも知れない。


時間はたっぷりあったので、主に、図書館や古本など、本は沢山読んでいた。

一方、金銭状態はかなり悪く、社会人の年なのに、親の家に住み、たしか小遣いももらっていた。


そうこうしてるうちに、友だちの紹介で、IT要員(派遣)の仕事の話をもらった。お金は割合と良かった。名古屋にある案件なので、新幹線で毎回出張していたが…

これを機に社会で足場を築けるようになるのか??




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