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16/4/6

【Bride of Japan 花嫁道中/福井県若狭町 熊川宿】佐々木瞳さん

Image by Olia Gozha

【日本の古き良き町並みで花嫁に~国際シンポジウムin福井県若狭町・鯖街道熊川宿~】


Bride of the World in Japan日本大会2015 が終了してから約3か月がたちました。


あの夢のような瞬間が訪れてからいつの間にか3か月…あっという間に経過してしまうものだなと思いつつも、たびたび日本大会が終了しつつも、何かしらのイベントでファイナリストと集まる瞬間が多々あり、皆そのことをすごく楽しみにしていました。



時々「ライバルだから張り合ったりしてるんでしょ?」とか「大会は終わったしそんなに仲良くないんでしょ?」とか言われたりしますが(笑)、正直言いますと、今でもとても仲が良しです。


これは、このBride Of Japan2015のテーマの1つが「家族愛、献身さ、尽くす心」といった温かいもので、個々が意識し、相手を尊敬・尊重しているからこそだと私は思っています。




また、日本大会までの半年間をともに過ごせた仲間として、終了したあとも時間を共有できることはかけがえのないことだとも感じ、その瞬間を大切にしています。


そして、今回有難いことに、福井県若狭町から、素敵なイベント参加のお誘いを頂き、ファイナリストの入賞者4名で参加致しました。


そのイベントとは、3月11日、12日に福井県若狭町・鯖街道熊川宿で開催された「国際シンポジウム 振り返れば未来の道 発酵街道」というイベントです。



会場となった若狭町は、福井県の南西部にある自然豊かな地域であり、古代には、海産物や塩など、豊富な食材を都に送り、朝廷の食文化を支えた「御食国」のひとつだったと言われています。そして、今回私たちが訪れた「鯖街道」は若狭と京都を繋ぐ街道群であり、海と都をつなぎ、様々な物資や人、文化を運ぶ交流の“道”ともなっていた場所であり、昨年の4月には「御食国若狭と鯖街道」が「日本遺産」の第1号にも認定されています。


そのような歴史的な場所におとずれることができたことに大変有難く感じ、また日本の歴史に触れられること、Bride of Japan2015 日本大会の時のようにまた着物をきて皆の前で表現できることを嬉しく感じました。



そう、今回私たちが参加させて頂いたのが“花嫁道中”であり、この土地に由縁の深い女性4名をイメージした着物を装い、熊川宿を練り歩くというものだったのです。


その女性というのは、「幽斎室麝香」「細川ガラシャ夫人」「お市の方」「お初」の4名の御姫様であり、私は「麝香」様になり歩かせて頂きました。





「麝香」様は戦国時代、細川家初代の幽斎夫人として生き、たいへん賢夫人で、勇敢な一面がある女性として知られています。


例えば、戦の中、女性でありながら具足を身につけて夜回りをし、士卒を勇気付けたり、紅で陣営を書いたりして、活発な活躍をしていたそうです。



4名のなかで一番前を歩かせて頂くこともあり、より凛々しく芯の通った女性を表現できるよう、堂々と歩かせて頂きました。また、熊川宿の事務局から、素晴らしい御着物もご用意頂き、その時代を想像しながら歩かせて頂くことができました。




熊川宿には、今回はじめて訪れましたが、本当に古き良い街並みが広がり、住まれている方々が自然を愛し、この土地を守ってきてくださった先祖の皆様を心から尊敬し、今の生活に感謝し、隣のいる人・ものを心から大切にしていることが伝わってきました。




日本のこのような場所を私たちももっともっと沢山勉強して知り、今後さらに日本、そして世界に発信し、“日本の心”を伝えていく立場であることを改めて感じました。


このような貴重な機会を頂けたこと、また1つ学びの時間を頂けことがとても嬉しく感謝しています。そのことを今回参加したファイナリスト4名でも話し、個々の成長に繋がっていることも実感しました。


今後、さらにこのような貴重な機会を頂けことが増え、私たちがさらに学び人としての幅を広げることで、“日本の文化”により光が与えられる存在になれば良いなと改めて感じる瞬間でした。




佐々木瞳





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