
東京某所月官門サッチェルと共に、開催する「地下セミナー」に長女ピスミン12歳が参加する。
しかし、これは何も、孔明パパとしての道楽で、長女に参加してもらうわけではない。今回の場合は、僕の方から無理やり出席させているわけでもない。
「はやく自分でビジネスをやりたい!」
と言う、長女の意思で、参加してもらっていることもあるが、
せっかく、その意志があるのなら、一人の人間として、長女に成してもらいたいことがあるからだ。
それは・・・、
男性である僕にはなかなかできないことであるが、女性である、長女だからできること。近い将来的に、長女に成し遂げてもらいたいのだ。
◯孔明パパから長女ピスミンへのお手紙
ピスミンへ
今回はピスミン自らの意思で、
「北のセオリー」を学ぼうとしてくれていること、
パパとして非常に嬉しく思います。
「北のセオリー」を学んで、
将来ビジネスをやりたいと思ってくれるのなら、
併せてピスミンにやってもらいたいことがあります。
それは、本当の意味で、女性が活躍する社会を創ることです。
ピスミンはまだ社会に出て
知らないと思うけれども、
いや、
実は既に社会に出ている女性でさえ、
その大多数が、
知らないというか、
気づけないというか、
気づいて気づかぬふりというか、
そういう残酷な真実があります。
今回を機に一度、
パパのお話というか
ピスミンに託したいことを、
聴いてもらいたいと思います。
行きます。
まず、
極論でお話すると、
「今の日本に女性が活躍できる
会社など一社も無い」ということです。
日本では、
男女の雇用機会均等法とか、
社会進出促進とか、
政治家の方々や、
マスコミの方々、
上場企業の社長の方々が
声を大にして言っているけれども、
あれは全て「まやかし」のようなものです。
大多数の女性は、
男性社員の補佐的な役割としか、
扱われていないのが現実です。
その大多数は、
役目が終了したら、
会社から排除されてしまうのが現実です。
一体何を根拠に、
こういうひどいことを言うのか?
2つの側面から、
説明したいと思います。
◯「1つ目」女性にまともな再就職先は無い現実
たとえば、
ピスミンが将来、
高校、大学を卒業して、
パパのように、
新卒で上場企業のサラリーマンに
なったとします。
その後、
パパが働いていた会社では
沢山あったケースだけれど、
社内恋愛して、
職場結婚して、
同僚の旦那さんだけを
社内に残して、
旦那さんだけを会社に残して、
自分は先に退社する。
その後、
子供を産んだとします。
もしもの話ですよ!
その時は、
女性として、
幸せな気分に浸れるかもしれません。
けれどもその後、
旦那さんが残って
働いている会社が、
パナソニックやソニー、
東芝やシャープのように、
業績不振に陥って、
大規模なリストラが行われる。
その対象に、
旦那さんがなってしまい、
会社を辞めることになってしまった。。
この段階で、
旦那さんは一から就職活動を
するかもしれませんが、
35歳を過ぎたら
これまで勤務していた
会社と同じ給料や待遇を得られる
職場は見つかるでしょうか?
答えは残酷で、
確率論的には、
まず見つかりません。
一瞬にして、
安定収入が無くなってしまいます。
その時に、
ピスミンがかつて働いていたからと言って、
会社がピスミンを
再び雇ってくれるでしょうか?
残念ながらこれも
まずありえません。
そうすると、
「共働き」として、
ピスミンも再び就職活動を
することになります。
けれども、
幼い子を抱えたまま、
以前のように、
毎日電車通勤をしながら、
フルタイムで働くことなど
まずできません。
仮に子供をママや保育所に預けて
働ける状態になったとしても、
35歳を過ぎた女性に、
以前と同じ会社のような、
待遇や給料を出してくれる会社など
まず見つかりません。
結果として、
自転車で移動できる範囲の
近場の店舗でアルバイトやパートなどしか
できない状態になります。
夫婦揃って、
上場企業のサラリーマンからの転落。
再就職先の見つからない夫、
再就職先の見つからないピスミン。
人間は上がることは嬉しいですが、
下がることは精神的に大きなダメージを受けます。
夫婦仲も自然と悪くなってしまいます。
これが今、
世の中の大多数の、
元サラリーマン女性が直面している問題です。
確かに、
女性の自立が確立されている
職業もあることはあります。
お医者さん、弁護士・・・
士業の方々・・・。
しかし、
どちらも日本では既に、
完全なる飽和状態。
コンビニの数よりも多い
人数の方々が士業として働いていて、
これが、
ピスミンが大人になるころには、
今よりももっと
飽和状態になってしまいます。
つまり、
なるのには勉強ばかりしなくてはならず、
必死に国家資格を取ったとしても、
まともな仕事に
ありつけることはなく、
全くもってかけた労力・時間・お金に
見合わないのです。
◯「2つ目」女性が上場企業で上を目指せない現実
次に、
ピスミンが結婚をせず、
子供も産まず、
男性と同じように、
会社の中で出世を目指して行くとしましょう。
仮定しましょう。
これももしも話です。
パパの脳は、
女性脳とは違う、男性脳。
さらには、
月財門なので、
感情論などを一切抜きに、
シビアに確率論、統計的な、
数字を元にお話をします。
まず、
日本には、
2016年3月24日時点で、
・一部上場企業:1,953社
・二部上場企業:542社
・マザーズ:225社
・JASDAQ:743社
・東京PRO:14社
合計3,521社の上場企業があります。
(※日本取引所グループしらべ)
ちょっと情報が古くて、
2011年「役員四季報」しらべを
参照にするけれど、
上場企業合計3,521社には、
合計4万493人の会社役員さんがいるけれど、
なんと女性の役員さんは、
たったの585人(1.4%)しかいないのです。
残り、
39,908人の役員さんたちは、
全員男性です。
つまり、
確率論的に、
サラリーマンとして、
女性が上場企業の会社役員さんを目指すほうが、
男性が上場企業の会社役員さんを目指すよりも、
68.21倍も難しいということです。
そもそも、
日本の上場企業には、
累計で約600万名位の方々が働いているので、
上場企業の役員さんは、
0.6%位の席しか無いことになります。
男性でも、
会社役員になりたくても
なれないので、
確率論的には、
絶対とは言えませんが、
女性だと役員になることは、
まず無理だということが分かります。
「女性の活躍推進企業」とか、
「なでしこ銘柄」とか、
ちょっと広範囲になって
「ダイバーシティ経営企業」とか
言ってくれている人たちもいますが、
数字的には毎年何も変化はありません。
パパが、
「今の日本に女性が活躍できる
会社など一社も無い」
というのは、
「一社以上あるじゃん!」
というふうなツッコミは無視して、
現実的には間違ってはいないと、
ピスミンなら分かってくれると思います。
◯女性が唯一男性と平等に活躍できる方法
けれども、
そんな中で、
女性が本当の意味で、
平等にチャンスを獲得できる
方法があるのです。
それが、
ピスミンも何度も一緒に
ディナーをしたことがあると思うけれども、
北野会長が教えてくれた、
「北のセオリー」に基づく、
「創業融資を獲得してビジネスを行う」
という方法なのです。
今日本では、
日本銀行の量的質的金融緩和によって、
「創業融資」が本当に出やすくなっています。
さらに、
日本政策金融公庫も、
地方銀行も、
ビジネスを創業する
女性経営者に対して、
かなり積極的に・・
むしろ男性よりも有利な条件で、
融資をしてくれる場合が多いです。
これは、
サッチェルおじさんが、
サポートをして、
実証していることでもあるので確かです。
起業して自分で行うビジネスであれば、
幼い子どもを見ながら、
自宅でのんびり働いている、
パパの弟の、
クビおじさんのように、
子育てをしながらゆっくりと働くことができます。
もう一つ、
「北のセオリー」は、
将来を見据えた、
世の中の流れも後押ししてくれるはずです。
今日本では、
自分で自営業・経営者として
商売をする人たちは、
日本の全就業人口の
たったの十数%しかいません。
残りの八十数%はみんな、
サラリーマンか、
アルバイト、パートなど、
給料をもらって
就労している方々になります。
けれども、
過去に遡ると、
1960年代には、
日本の全就業人口の
50%もの方々が
自営業・経営者や
その家族従業者だったのです。
裸一貫で起業する人が成功し、
その子供もまた起業するという
好循環が昔の日本にはあったのです。
ところは、
いま時点ではそれが無くなって、
「みんなサラリーマン」なのです。
日本は、
給与所得者ばかりの国に
なっているのです。
しかし、
しかし、
みらいを見据えた
パパの観測によると、
ピスミンが大人になる頃には、
サラリーマン、アルバイト、パートなどの、
就労人口が激減して行くはずです。
なぜなら、
大企業・・・上場企業という仕組自体が、
成り立たなくなってくる会社が
急激に増えてくるからです。
逆に、起業したばかりの会社や、
小規模の会社が本格的に活躍する時代が
本格的に訪れます。
その一番の理由は、
「インターネット」の台頭です。
個人事業主レベルの経営者たちが、
大企業をひっくり返す現象が
次から次へと起こっていくと思います。
一体どういうことなのか?
このお話は長くなるので、
セミナー当日に改めて
お話したいと思います。
とにかく、
そういうみらいには、
1960年代のように、
「日本の全就業人口の
50%もの方々が
自営業・経営者や
その家族従業者になる。」
日本の就業バランスは、
このようになっているのが、
望ましいかもしれません。
そういう時に、
女性が本格的に活躍する
時代が到来するかもしれません。
話は長くなりましたが、
女性が男性と平等に、
本格的に活躍する方法のヒントは、
「北のセオリー」の中にあるのです。
これは男性のパパが、
男性にしか響かない文章で、
いくらお話したところで、
世の中の女性たちには
響かないと思います。
その証拠に、
パパが主催するセミナーは、
いつも出席者の
95%以上が男性なので(笑)。
パパが書けるのは、
極端に男性脳向きな
文章なので。。
月財門なので、
外に向けて言えば言うほど、
別の意味で叩かれてしまう恐れもあります。
パパは叩かれるのは嫌です。
でも、
女性であるピスミンが、
自ら実践しながら
周りの女性たちに向けて
語りかけることで、
本格的に女性が活躍できる
次の時代の世の中が、
切り開けるのでは・・・。
パパはそう考え、
ピスミンに託したいわけなのです。
ということで、
パパは4時間頑張ってお話するので、
「北のセオリー」のお話を、
最初から最後まで聴いておいて下さい。
以上、
孔明パパから長女ピスミンに向けた
切実なメッセージ。
いつも僕のメッセージを読んでくれる
あなたにも、
コッソリと公開させて頂く。
今日書いたことは、
全て月財門的に、
数字から分析した真実のお話。
もしも男性ご自身が、
興味が無かったとしても、
未来を見据えた場合、
その配偶者や、
娘さんたちには、
意味があるかもしれない。
僕が長女ピスミンに
伝えていることを、
自分の言葉に変えて
伝えて行ってもらいたい。
それが、
より良い未来の創造に
つながるかもしれないから。

