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16/3/23

過去のトラウマが消えない…。昔書いた人生脚本を書き換えるために必要なこと-1

Image by Olia Gozha

『魂の声にたどり着くまでのカップルの話-2~解析編~』

を書きながら、なにか腑に落ちなかった。


それが、先日の友人との話で見つかった。


悲しい、という感情の奥に

未浄化の感情が残っていたのだ。


その感情とは「承認欲求」だった。


承認欲求は人の三大欲求であり、誰しもが持っている。

私はこの欲求が、とてもつよい。


しかし、彼に対して生じた承認欲求に気づかなかった。

というか、自分の本音をごまかしていたのだと思う。


なぜなら


「自分の感情を受け止めてもらえなかった」という事実を認める


見捨てられ不安が強烈に発生する(←私の地雷。トラウマ)

不安を味わわせた彼をひたすら責める

関係に亀裂が入るかもしれない

という流れを瞬時に描き、

それを避けるためにごまかしたのではないか、と気づいた。


そして彼には まわりくどい言い方で

くどくど ひたすら

「悲しい。寂しい。」を繰り返し伝えて

彼を困らせた。


-*-*-*-


私は子どもの頃、親に認められずに育ってきた。


子どもは、精神的もしくは物理的に

「親が離れる=自分、死ぬんじゃないか…」

という恐怖を抱く。


なぜなら、幼い子どもは自力で成長するのが困難だから。

基本的に子どもは、親の育児のもと育っていくものだから。


けれど、私は精神的な親という支えがぐらぐらして不安定だった。


大人になってから、

そうなったことには事情があり、仕方のなかったことだとわかったけれど

理由など知らない子どもの私にとっては、それが猛烈な恐怖だった。

しかし、怖さを感じながら生きることは苦痛なので

その怖さを見ないように、自分の感情にふたをして生きていた。


しかし結局、ふたをしても溢れるくらい、人も世界も怖かった。


そんな恐ろしい世界の中、最も近くにある「家族」という場ですらも安心できず

自分で自分をで守ってきた。


それでも、家庭外でも色んな事が起こる。

いじめ、暴力、昼ドラみたいなどろ沼な恋愛…


そんなことを経験するたびに
自分を守るだけではもう足りなくなってしまい

「ガードしながら相手を責める」

という術を身に着けていった。


こうして

幼いころ~彼とのやりとりを振り返り、ふと気づいた。


今起きていることは 今までにも起こったことだ

ということを。


そして、問題を解消しない限り、同じカルマがループするのだ。


人は子どものころのトラウマ的体験から

「人生をこう生きよう」という人生脚本を書く。

その脚本が書き換えられることに気づくまで、大人になっても脚本の通りに生きる。

脚本は単純で、「こういうことが起きたらこういう対応をする」

という方法が決まっている。

だから、嫌なことが起きたときの自分の対応パターンもループするのだ。


そして気づいた。もしかすると、何よりも一番大事なことに。

相手を責めることで、自分から逃げているのではないか?

ということを。


つづく

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