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16/3/22

全くモテない19歳の女の子がいきなりオーストラリアに行ってそのまま永住し、イケメンと国際結婚して、ライフコーチになった話。第10回 人生を変えるセミナー

Image by Olia Gozha

このセミナーはセミナーと言うより土地への投資で成功した億万長者がリーダーとして参加者と会議形式で話を進めていく、というものであったのだが、丁度私が初めて参加したその日はゲストスピーカーがセミナーを行ってくれるというなんともラッキーな日であった。



私はもちろんそんなことは知らず、たった2千円で物凄いお得な体験をすることが出来たのである。


このゲストスピーカーの名をジェニーと言う。


彼女は自分自身物凄く貧乏な家に産まれて大学にも行けずとりあえず働きまくって20歳でぼろ屋を買い、リノベーションを行い、そこからお金を儲けて今では億万長者である。




色んな人に投資のメンター、コーチとして個別コーチングやセミナー、そして本まで書いてる物凄いパワフルな女性である。



ジェニー「私のような貧乏な20歳の子でもここまできたんや。私には無理、というそんな根性のないやつはいらん。私は誰でも絶対頑張れば何とかなるって信じているからこうやってみんなにセミナーを開催しているんや。」



なんともインスピレーショナルなセミナーでその日はあまりにも興奮して寝れなかった。

こんな人と直に話が出来るだけでもラッキーなのだが、私は更に彼女から本をもらい個別でコーチングを受けることになるのである。



先ほども書いたが私はこの頃かなり自信があった。30歳前で超有名会社で働き、それなりのお給料を頂いていて自分の中では「よう頑張った」と思っていたのである。



ところが。。。。


ところがである。ジェニーは



ジェニー「あかんわ、あんたはあかんわ。給料もそこそこしかないし、所詮この国では外国人やし、土地開発なんかちょっとあんたには手が届かんよ。お金貯めることから始めたら?家計簿のつけ方を教えてくれる人がいるからその人と連絡でも取ってみ!」



なんでやねん!



あんた、誰でも頑張ればなんとかなる、ってセミナーででかい口叩いてたやんか



こんな人を見下すようなコーチング、ありえない!!!!



これが私の魂に炎を灯す結果となった。




私はこの時「絶対人を見下すようなコーチングは絶対しない。私はコーチになって人を幸せにしたい!」



とライフコーチになることを心に決めた。



そして



「絶対家を買ってやる!」


と心に誓った。



そう思ったらすぐ行動するタイプである。




私はすぐにコーチングの資格を取るためのコースを申込み、勉強し始めたのである。



家を買うための前金も貯め始めた。



そして何故か旦那まで私のヤル気につられてコーチングの資格を取ることになった。



その勉強中に有難いことにキューピーちゃんを授かって、欲しかった土地も購入することが出来たのである。




そんな中、人生の中で最悪のニュースがやってきた。



「お父さん、もうやばいかもしれない」




私の一番の理解者であり、一番の応援者であり、一番尊敬してきた父。


そんな父が体を壊してしまい、いきなりこの世を去ってしまった。


あんなに元気だった父が風邪をこじらせてしまい、10日後にはお空の人となってしまったのである。



一番私の妊娠を喜んでくれた父。



赤ちゃんが産まれたらぜひパースへ来ようと計画までしっかりしていてくれたのだ。それなのに、父は私の愛娘を見ることもなく、天国へと行ってしまったのだ。




私はすでに妊娠8か月目であったため、私は最愛の父のお葬式にさえ出ることが出来なかったのである。それでも私はおなかの赤ちゃんのために頑張らなければならない。泣いてばかりいられない。



最愛の父を出産前に亡くす。



こんな状況ではあったが、私は無事に娘を出産することが出来た。



46時間に及ぶあり得ない陣痛と戦い、娘(キューピーちゃん)は無事にこの世に誕生。現在もすくすく成長中である。






戦争避難民の旦那から平和の幸せを教えられ、ジェニーのお蔭で私はライフコーチとものに目覚め、父の死のお蔭で人生の尊さを学んだ気がする。






私たちは家と呼べる場所があり、ご飯が毎日食べれて、ミサイルの心配しないで毎日を過ごしている。




実はこれは当たり前ではないのである。



こうして私はコーチングを通じて、少しでも多くの人の可能性を広めてあげたいと思うようになった。誰にだって平等に可能性がある。誰だってやろうと思えば何でもできるのだ。


私だってずっと「私には無理」と思い続けて生きてきた。でも誰が無理だって決めたんだろうか。そう、実は自分が勝手に「無理だ!」というブロックを作っているのだ。。人に何を言われようが、自分が無理だ、とブロックしてしまえば何かも無理になってしまう。


そしてそのブロックを取り除くことが出来るのも自分しかいない。



私はコーチングを通じて、一人でも多くの人に人生を楽しく生きて欲しい。と願っている。




人生は一度きりである。1年後の自分を思い描いてほしい。「○○しとけばよかった」の連続で全く何も成長のない自分。「なんて私、可哀相なんだ」と悲劇のヒロインを演じている自分。




それともやりたいことをやり遂げて充実した毎日を送ってる自分。



どちらも良いも悪いもない。どちらを選ぶのもあなた次第である。


もし後者を選ぶのなら、是非頑張ってみてほしい。自分の可能性を広げてみよう。


毎日笑顔で楽し久手仕方がない人生を手に入れよう。



もうテキトーに生きるのに終止符を打とう。



こうして私はライフコーチになって今はいろんな人の夢を叶えるお仕事をしている。


私は思う。


出来ないことはない。


出来ないと思うから出来ないだけ。



だからこれからもライフコーチと言うお仕事を通じてみんなを応援し続けようと思う。

~The End~

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Image by Jukka Aalho

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