運命の本と出会った私は毎日2時間食い入るように読み、ワークに取り組んでいました。
しかし、400ページもある本はそう簡単に読み終わるものではありませんでした。
それに加えてワークに取り掛かると読む手が止まり、1日に読めるページはわずか20ページほど。そこで、私は考えました。
「寝る時間を削って、読み時間にあてよう。さらに仕事の合間を縫って、本を読もう」
当時のその仕事は12時間2交代の勤務。
12時間労働は負担が大きく、規則正しい生活をしていても、過酷なものでした。
ですが、私には悠長に本を読んでいる余裕などありませんでした。この時点で、心身ともにかなり追い込まれていたのです。
そこで、私は睡眠時間を削り、毎朝2時間、帰宅後に2時間、そして仕事の合間を読書する時間に費やしました。
(仕事中に本を開かなくてもワークに取り掛かれるように、私は単語帳にワーク内容をメモした。)
毎日激しい眠気に襲われ、吐き気や幻覚に襲われることもしばしばありました。
それでも、私は読み続けました。
途中、ワークが全くはかどらず、何度も投げ出そうかと思いました。
それでも、私は自分を変えるんだ。
そう自分自身に言い続け、歯を食いしばり、折れそうになる心を必死に支え、読み続けました。
この頃、ちょうど私は結婚したてで、新婚旅行に行きましたが、旅行中もその本のことしか頭にありませんでした。
あまりにそのことしか頭になかったため、妻からは「こんな時もやらなきゃダメなの?!」と、激怒されました。
しかし、私には笑っていられる余裕などなく、その地獄から抜け出すことしか考えられないほど、追い込まれていたのです。
もちろん、結婚したての私には答えが見つからないまま退職することも出来ませんでした。
日に日に、私は弱っていきました。
顔もいつも青白く、ほとんど笑うこともできず、体調もすぐに崩してしまうほど、心身ともに弱り切っていました。
それでも、本を読み終えたら、私は人生を変えることができる。そう信じて、読み続けていきました。
そして、読み始めてから2年後の2013年、春。
ようやく私はこの本を読みきることが出来ました。
この本を読み終えた時、私の体重は入社時より6キロ減り、体脂肪率はわずか3.7%まで落ち込んでいました。
(課題15の人生の次元を知るというワークではなんと、約1年弱の時間をかけた。そして、200ページ近く書き出した)
しかし、途中で投げ出さずにワークをやり終えたことで、私は自分の人生に求めているものを明確に知ることができました。
私は2年という時間を費やし、自分をすり減らし続けましたが、私は人生の本質を知り、向こう30年の人生を買うことが出来たのです。
その本質とは人生の目的は、自らの感情を豊かにすること。私はこの本のワークを通じて、自分が人生にどんな感情を求めているのかがわかりました。
私はワクワクや高揚感、胸の高鳴り、そういった感情を人生に求めていました。
それを豊かにするためにどんなことをしていけば良いのか。
それはやりたいことをやり、人生を充実させること。そのための手段は無数にあることに私は気がついたのです。
もちろん、人生の目的はお金を稼ぐことではないことにも気がつきました。
(私が人生に求めている感情を探るワークでは半年間考え、60ページほど書き出した。)
そして、2014年1月、私は素晴らしいパートナーと共にファンサンエブリーを立ち上げることになりました。
こうして不真面目少年は人生の本質を知り、変わっていったのでした。
明日は少しだけこの話をまとめさせてください。
本日の教訓
■諦めそうな時こそ、自分を励まそう
私は仕事のストレスとワークのはかどらなさに、何度も諦めようとした。しかし、その度自分を励まし続けた。払った代償は大きいものとなったが、手に入れたものはそれをはるかに超える大きなものとなった。
諦めそうな時こそ、自分を励まそう。
■人生の本質を知ろう
人生の目的とはお金を手に入れることではない。自らの感情を豊かにすることである。詳しくは本のワークをやってもらうのが一番良いが、後日私がどうやって導き出したのかまとめたいと思う。
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