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16/3/13

【閲覧推奨】人生を変えたのは「首相」ではなく「女装」であった。【新卒1年目で人生最大の挫折をし、プライド を捨て、社会変革を志すまでの話④】

Image by Olia Gozha

遂に回復の転機が訪れた


※最初に断っておくが、この記事の内容は少しクレイジーかもしれない。

「腐りきった」生き方は秋まで続いた。


そんなある日、どういう訳かとある先輩が、

僕とコンビを組んで、全社員の前でネタをやりたいと誘って下さった。


「どうせ自分なんか...人前に立つ資格なんてない」


まだ自己否定が強かったため、最初は断ろうと考えていた。

しかし、断る勇気もなかったので、その先輩とコンビを組み、会社の催し物で歌を歌った。

久しぶりの感覚だった。


ただ、自分の内に流れる世界観を表現する。

そして、観て下さる方が笑顔になる。


「面白かった」


そう言っていただける。

純粋に嬉しかった。


ご無沙汰していた「生きている感覚」であった。


そこからは、会社の催し物で人前に立つことを積極的に引き受けた。


「生」と「死」に向き合い続けた人間の辞書に、もはや「プライド」という文字はない


僕が完全復活した瞬間がある。

2015年も終わる頃、会社で全社員が集まる忘年会が開催された。

そう、人前に出るチャンスを伺っていた僕にとって、絶好の波が来たのだ。


それでは、潔く醸していこう。

司会として披露した、僕の「美しい」女装姿を。(笑)

コンセプトはバブル時代の女性だ。


これだ。


チャームポイントは足、腰の「曲線美」と、

女性でも一般男性でも表現がしにくい

「筋肉質かつスレンダーな足」である。

ドンキ・ホーテで購入したヒールもいい味を醸し出している。


グラマラスな肉体と、

バブル時代を象徴するようなきらびやかな印象。


心残りなのは「ワンレン」「ボディコン」が準備できなかったことだ。


写真のようなTo-Be(あるべき姿)とAs-Is(現状)との乖離に、涙を飲んだ。


正直、やや滑った感はあったが、

自分の世界を表現するだけで、こんなに人が喜んでくれる。


その感覚が芽生えるに伴い、自己肯定感を少しずつ取り戻していった。




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