top of page

16/3/4

第6回 遅咲きのラジオネタ職人暮らし

Image by Olia Gozha

遅咲きのルーキー



 私は、中学生時代から投稿を続け、現在は40代半ばになっているあるリスナーさんのブログを訪れた。


 今までのCDには必ず彼の名前が入っている。名作と呼ばれるネタもある。彼は

「俺は、このコーナーがある限り、ずっとずっと書いていきます!」

という、決意表明とも取れるようなブログ名でせっせと更新していた。

 私は嬉しくなってすぐにコメント欄を開き、自分のそのコーナーに対する思いをつづっていた。


 数日後、その方が私のブログに来てくださって

「採用になれそうなネタがありますよ。ぜひ投稿しましょう!」

と、なんとお誘いを受けたのだった。

 前回投稿したネタは、実は別コーナーで採用された。様は、伝説のあのコーナーに投稿したわけではない。

 考えてみれば、私のブログには、家族ネタがたくさんある。

 人生とは、難しいことが起きた時に悩み苦しむものだが、別方向から見ると、難しいことが、他人と共感できる話の種なのだ。


 私の人生において、もっとも理解ができず、悩んだ相手について、そのコーナー向けにネタを作り、送信。


 それは無事採用になり、優秀賞を受賞。

 

 そしてなんと、初投稿にして、その月の月間賞をも受賞したのである。

 毎週、200~300通の応募があり、月に4回の放送。約1000通の中で月間賞の選ばれるのはたった1通。

 40歳専業主婦。嫁姑にも悩んだ時期もあったが、それをネタにまさかのトップ君臨である。(その月の)


PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

急に旦那が死ぬことになった!その時の私の心情と行動のまとめ1(発生事実・前編)

暗い話ですいません。最初に謝っておきます。暗い話です。嫌な話です。ですが死は誰にでも訪れ、それはどのタイミングでやってくるのかわかりません。...

忘れられない授業の話(1)

概要小4の時に起こった授業の一場面の話です。自分が正しいと思ったとき、その自信を保つことの難しさと、重要さ、そして「正しい」事以外に人間はど...

~リストラの舞台裏~ 「私はこれで、部下を辞めさせました」 1

2008年秋。当時わたしは、部門のマネージャーという重責を担っていた。部門に在籍しているのは、正社員・契約社員を含めて約200名。全社員で1...

強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話

学校よりもクリエイティブな1日にできるなら無理に行かなくても良い。その後、本当に学校に行かなくなり大検制度を使って京大に放り込まれた3兄弟は...

テック系ギークはデザイン女子と結婚すべき論

「40代の既婚率は20%以下です。これは問題だ。」というのが新卒で就職した大手SI屋さんの人事部長の言葉です。初めての事業報告会で、4000...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

bottom of page